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【注目】前週末19日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

リクルート <日足> 「株探」多機能チャートより

■リクルート <6098>  5,750円 (-500円、-8.0%)

 東証1部の下落率3位。リクルートホールディングス <6098> が急反落。19日、米Googleが今後数週間以内に米国で求人情報を検索できる「Google For Jobs」をリリースすることが伝えられた。複数の製品からのコンテキストデータを引き出し、機械学習を活用して、さまざまなスキルレベルの人材と雇用主をつなぐことを目的とした取り組みだという。リクルートHDの海外売上高比率は既に約40%に達しており、米国を中心に海外での成長を期待しているだけに、これに対する警戒感から売りが優勢となったようだ。

■スカパーJ <9412>  500円 (-25円、-4.8%)

 東証1部の下落率6位。スカパーJSATホールディングス <9412> が急落。同社は19日午前10時に、18年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを170億円(前期比30.4%減)としていることが嫌気されたようだ。営業収益は1535億円(同20.4%減)を予想。前期にあった宇宙・防衛事業のPFI案件による増収が剥落することに加え、衛星減価償却費の増加や有料多チャンネル事業における機器開発などの費用増などが影響する見通しだとしている。

■三菱総研 <3636>  3,060円 (-60円、-1.9%)

 三菱総合研究所 <3636> が続落。大和総研は18日、同社株の投資判断を「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」へ引き下げた。目標株価は3850円から3350円に見直した。17年9月期第2四半期(1-3月)の連結売上高は前年同期比3.7%減、営業利益は同10.7%減となったことに対して「ネガティブな印象」と指摘。前期計上した鉄道大型案件分の減少を補えず、減収減益となった。この結果を受け、同証券では17年9月期の営業利益を従来予想67億1000万円から57億7000万円(会社予想58億円)に減額修正している。

※19日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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