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【通貨】今日の為替市場ポイント:米国株反発などを意識してリスク回避のドル売り縮小へ

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

18日のドル・円相場は、東京市場では110円54銭から111円42銭まで反発。欧米市場ではドル・円は一時110円24銭まで反落したが、111円74銭まで戻しており、111円49銭で取引を
終えた。

本日19日のドル・円は111円台で推移か。米国株の反発や米長期金利の下げ渋りを意識して、リスク回避的なドル売り・円買いはやや縮小する可能性がある。

ロシアが昨年の米大統領選に関与したとの疑いを巡って、関連捜査に特別検察官が任命されたが、市場関係者の間では特別検察官任命が決定されたことについて「トランプ大統領による犯罪行為が立証されることや、起訴が正当化されるわけではない」との声が聞かれている。市場関係者の一部は「トランプ大統領とロシアが共謀していたとの疑惑は早い時期に払拭されるのではないか?」と予想しており、トランプ政権に対する不信感がさらに高まることはないと考えているようだ。

米政治不安が後退することによって、市場参加者の関心は米経済指標や6月利上げに向けられることになりそうだ。18日発表された新規失業保険申請件数は予想を下回っており、6月2日に発表される5月雇用統計はまずまず良好な数字になる可能性がある。また、来週5月26日に発表される米1-3月期国内総生産改定値は、上方修正されると予想されており、6月利上げの環境は整いつつある。

《HT》

 提供:フィスコ

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