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【材料】注目銘柄ダイジェスト(前場):住友化、東芝、Gunosyなど

住友化 <日足> 「株探」多機能チャートより

住友化<4005>:627円(+23円)
急伸。17年3月期営業利益は前期比18.3%減の1343億円となり、4月26日付けの修正予想(1340億円)に沿って着地。18年3月期の営業利益は同22.8%増の1650億円を見込む。一部報道によれば、液晶パネルや有機ELで使う偏光フィルムの需要増が業績をけん引するようだ。18年3月期営業利益はコンセンサス(1600億円弱)をやや上回る水準となっており、堅調な見通しがポジティブに評価されている。


東芝<6502>:231円(+1円)
買い優勢。米ウエスタンデジタル(WD)の情報アクセスを遮断する措置の実施を見送ったと一部メディアが報じている。半導体事業の売却を巡り、入札に関する妨害行為を停止しなければ、WDの技術者による四日市工場への情報アクセスを遮断すると警告していた。対立の深刻化を回避したことで、対話による入札手続きの進展可能性が高まったとの見方が広がったようだ。


旭ダイヤ<6140>:790円(-100円)
急反落。従来予想(21.40億円)を上振れたものの、主力製品の電着ダイヤモンドワイヤの販売単価下落等が影響し、17年3月期の営業利益は前期比44.3%減の26.45億円で着地。18年3月期の営業利益も同37.2%減の16.60億円と見込んでおり、前期に続く大幅減益見通しが嫌気される展開となっているようだ。システム改修に伴う一時費用等の計上などが重しとなるもよう。


ラクオリア創薬<4579>:790円(+49円)
大幅反発。連日で取引時間中の年初来高値を更新している。同社が創出した選択的ナトリウムチャネル遮断薬の物質特許のうちの1つであるアミド誘導体の中国における特許査定を発表している。同社が創出したナトリウムチャネル遮断薬は、テトロドトキシン感受性(TTX-S)ナトリウムチャネルに対して特異的に作用し、複数の疼痛モデル動物において高い有効性を示すことが確認されているという。


アバール<6918>:1841円(-381円)
3日ぶり大幅反落。17年3月期決算を発表している。営業利益は前期比43.8%増の9.06億円となり、第3四半期決算発表時に上方修正した予想(7.95億円)をさらに上回って着地した。大手半導体メーカーの3D-NAND向け設備投資が続くなか、半導体製造装置関連の売上が大幅に増加した。一方、18年3月期については営業利益で同9.0%減の8.25億円との見通しを示しており、ネガティブ視した売りがかさんでいるようだ。


Gunosy<6047>:2166円(+34円)
反発。旬な情報やトレンドへの関心が高い女性ユーザーを対象として、ファッションやグルメ等の情報を配信するスマートフォン向けアプリ「LUCRA(ルクラ)」の提供を開始すると発表している。情報キュレーションサービス「グノシー」「ニュースパス」の運営で培われたデータ解析技術やデータに基づくアルゴリズムによる配信技術を活用する。5月下旬のリリースを予定している。

《WA》

 提供:フィスコ

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