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【材料】ルネサスイーストン---17.3期は売上高横ばいも、営業利益、経常利益は2桁増

イーストン <日足> 「株探」多機能チャートより

ルネサスイーストン<9995>は15日、17.3期連結決算を発表した。売上高が前期比1.0%減の775.81億円、同営業利益が20.9%増の11.68億円、経常利益が26.8%増の12.39億円、親会社株主に帰属する当期純利益が2.8%増の8.31億円となった。

半導体市場は、2017年2月の世界半導体売上高は前年同月比16.5%増となり、7ヵ月連続で前年同月実績を上回り、市場の拡大が続いている。

品目別売上高は集積回路はマイコンが産業分野を中心に減少し、前年度比27.00億円減(4.7%減)の550.31億円。半導体素子はパワーデバイスが自動車・民生分野等での増加で、同4.45億円増(3.9%増)の117.83億円。表示デバイスはアミューズメント分野での増加により、同5.53億円増(28.2%増)の25.15億円。その他は産業分野向けパーツが増加し、同9.09億円増(12.4%増)の82.50億円となった。営業利益は売上総利益率の改善による売上総利益の増加が主因で、増加した。

18.3期業績は、売上高が前期比3.1%増の800.00億円、営業利益が10.4%増の12.90億円、経常利益は8.9%増の13.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益は11.8%増の9.30億円と予想している。IoT、ADAS(先進運転支援システム)等、今後の成長分野へシステムソリューション提案の加速と、ワンストップ・ソリューショ ンを強化し、新規市場開拓による業容拡大を強力に推進する。

《TN》

 提供:フィスコ

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