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【材料】イメージ情報開発---2017年3月期連結決算を発表

イメージ情報 <日足> 「株探」多機能チャートより

イメージ情報開発<3803>は12日、2017年3月期連結決算を発表した。2017年3月期連結業績(2016年4月~2017年3月期累計)は、売上高が前期比35.8%減の8.04億円、営業損失が0.49億円、経常損失が0.42億円、親会社株主に帰属する当期純損失は2.55億円となった。前回発表予想では、売上高7.97億円、営業損失0.56億円、経常損失0.52億円、親会社株主に帰属する当期純損失は0.56億円で、決算数値は売上高で0.9%上回り、営業利益は若干の改善を示した。業務提携先の株式会社北栄への貸付金の返済が滞っていることから、1.88億円の貸倒引当金を計上し、同社が保有する北栄株式に対して投資有価証券評価損0.19億円を特別損失に計上したため、最終損失は悪化した。また、同社は資本準備金の減少及び剰余金の処分を発表している。

セグメント別に見ると、企業システムのコンサルティング及び設計、開発の業務受託等については、売上高が同23.5%減の4.02億円、セグメント利益は同76.5%減の0.36億円となった。企業システムの運用及び保守の業務受託では、継続受注とセキュリティ関連システムの運用商品が堅調に推移したものの、連結子会社除外影響もあり、売上高は同35.9%減の1.00億円、セグメント利益は同53.1%減の0.08億円となった。商品販売の売上高は同67.4%減の1.25億円、セグメント損失は0.19億円(前期は0.01億円のセグメント損失)となった。大手企業への設備機器受注があったが、利益率が低かったこと、また、業務間接費を多く負担した影響から、損失計上となった。BPO(業務アウトソーシング)及び決済等各種サービスの提供については、継続的な取引による売上を確保した結果、売上高は同4.8%減の1.75億円、セグメント利益は同117.3%増の0.20億円となった。

2018年3月期の連結業績予想は売上高8.83億円(前期比9.8%増)、営業利益0.61億円、経常利益0.61億円、親会社株主に帰属する当期純利益は0.52億円とした。

《MW》

 提供:フィスコ

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