市場ニュース

戻る
 

【材料】<動意株・16日>(前引け)=ブイ・テクノロジー、クボテック、大光

Vテク <日足> 「株探」多機能チャートより
 ブイ・テクノロジー<7717>=急伸。2月6日につけた年初来高値を大幅に上回り一時、2万円をつける場面もあった。同社は液晶や有機EL製造装置を展開するが、ここ急速に市場拡大の兆しにある有機EL向けに、蒸着プロセスで必須商品であるファイン・ハイブリッド・マスク(FHM)を手掛け、成長期待が高い。そうしたなか15日取引終了後に発表した18年3月期の連結業績予想では、売上高が700億円(前期比54.3%増)、営業利益は100億円(同84.7%増)、最終利益は49億円(同74.1%増)と前期に続き高水準の伸びを見込んでおり、これが大きく好感された格好だ。

 クボテック<7709>=ストップ高水準でカイ気配。同社は15日の取引終了後に発表した18年3月期連結業績予想で、売上高34億円(前期比24.5%増)、営業利益は2億2000万円(同8.4倍)、純利益1億7000万円の黒字(前期は収支均衡)と大幅営業増益を見込んでいることが好感されている。FPDメーカーの設備投資拡大を背景に主力の画像処理外観検査装置の伸長が見込まれるほか、有機ELや機能性フィルム向けなど液晶以外向けの開発・販売を強化することなどが寄与する見通し。

 大光<3160>=一時ストップ高。急反騰して4ケタ台に乗せ、上場来高値を更新。15日の取引終了後、東京証券取引所の承認を得て、5月22日付で東証2部から東証1部市場へ指定されることになったと発表しており、TOPIX連動ファンドなどによる買い需要を先取りする格好で買いが入っている。同社は、東海地区を中心に関東地区から関西地区で大手外食チェーン、ホテル、レストラン、事業所給食などを顧客とする食品卸。また、業務用食品スーパー「アミカ」なども展開。17年5月期連結業績は、売上高562億円(前年同期比4.4%増)、経常利益7億8000万円(同6.2%減)を見込む。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均