市場ニュース

戻る
 

【材料】じげん---通期決算は働き方改革需要に乗り大幅な増収増益で着地

じげん <日足> 「株探」多機能チャートより

じげん<3679>は12日、2017年3月通期(2016年4月-2017年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比50.2%増の75.56億円、営業利益が同41.4%増の22.76億円、経常利益が同43.8%増の23.05億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同42.8%増の12.84億円となった。

人材領域に関しては政府が主導する「働き方改革」による需要が増大し、求人市場は更なる需要の逼迫が見込まれる。求人広告市場は循環的ではなく構造的な拡大局面入りした可能性が高いと考えている。EXサイトやリジョブにおいてはマッチングテクノロジーを活用したアルゴリズム改善等が寄与した。また、効率的な集客手法が奏功しユーザー数が伸張した。

不動産領域は緩やかな景気の回復に伴って安定的に推移している。主力である賃貸スモッカにおいては新たな販売促進策の導入によってCVRが大幅に上昇した。

生活領域に関しては提携メディアとの戦略的な関係性を強化している自動車分野の収益が急成長しており、主要事業での最高の成長率を達成した。

2018年3月通期の業績予想は、売上高が105.00億円、営業利益が32.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が19.30億円としている。同社では2017年3月期の有価証券報告書よりIFRSに基づいた開示をするため、2018年3月通期の業績予想についてもIFRSに基づいているため対前期比の増減率は開示していない。

《TN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均