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【材料】テックファームホールディングス---ソフト開発事業回復傾向により通期では黒字化を予想

テックファム <日足> 「株探」多機能チャートより

テックファームホールディングス<3625>は12日、2017年6月期第3四半期(2016年7月~2017年3月期)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.0%減の31.32億円、営業損失が1.19億円、経常損失が1.30億円、親会社株主に帰属する四半期純損失が0.93億円となった。

ソフトウエア受託開発事業においては、業界セミナーなどの積極的な新規顧客の開拓、既存顧客への営業に取り組んだ結果、受注及び売上は回復傾向にある。不採算プロジェクトは減少し、セグメント利益は増加している。

米国ラスベガスで進めているカジノ事業においては、早期の事業化に向けて米国内カジノ及びカジノホテルでの実証実験開始を目指している。 日本においても、IR推進法案の成立後、カジノマーケットに関する情報需要の高まりを受け、当社グループが蓄積した業界の情報を日本国内の企業へ提供するサービスを開始している。

米国へ進出する日本企業へのIT支援を行うことを目的とし、米国シリコンバレーに拠点を設立し、事業開始に向けて準備を進めている。ワンストップのITサービスは現地進出企業からのニーズも高く、支援実績を積み上げることで新規顧客の開拓に繋げていくとともに、現地の最先端の技術を吸収しグループの開発力強化を図る。

2017年6月期通期の業績予想は、売上高が前期比1.0%増の47.00億円、営業利益が同416.3%増の1.37億円、経常利益が同555.2%増の1.24億円、親会社株主に帰属する当期利益が0.01億円とする期初計画を据え置いている。

《TN》

 提供:フィスコ

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