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【材料】ぱど---18/3期はRIZAPグループ入りによるシナジー効果で黒字転換へ

ぱど <日足> 「株探」多機能チャートより

ぱど<4833>は15日、2017年3月期連結決算を発表。売上高が前期比7.2%減の69.97億円、営業損失が3.11億円(前期は1.75億円の損失)、経常損失が3.38億円(同1.79億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が5.61億円(同0.45億円の利益)となった。

家庭ポスティング型フリーペーパーの媒体力の充実、新聞購読者減少に伴う折込チラシサービスの収益拡大、求人倍率の高位安定とパートアルバイト領域の恒常的な人手不足に対応するための求人広告事業の拡大等に取り組んだ。求人広告事業については一定の成果は図れたものの、競合他社との低価格競争及び他業種との顧客獲得競争の激化等の影響が想定以上に収益に影響した。

2018年3月期通期は売上高が前期比5.7%増の74.00億円、営業利益が2.30億円、経常利益が2.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が1.60億円を見込んでいる。フリーペーパー事業の収益改善はもとより、スマホアプリ「ぱどにゃんこCHECK」が20万ダウンロードを超えており、既存のアプリに地元イベント情報のコンテンツ収集などを追加、情報を充実させていくことにより、地元情報でローカルNo1メディアを構築していくことで利益拡大を図っていく考えだ。

また、同社は2017年3月末にRIZAPグループ<2928>の連結子会社となっており、今期はグループ各社の広告の積極投入などによるシナジー効果が期待される。

《TN》

 提供:フィスコ

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