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【材料】サイバーリンクス---1Q営業利益は前年同期比13.1%減だが、通期計画に対する進捗率は41.7%

サイバーリン <日足> 「株探」多機能チャートより

サイバーリンクス<3683>は12日、2017年12月期第1四半期決算を発表した。2017年12月期第1四半期業績(1月~3月期)は、売上高が前年同期比0.6%減の26.97億円、営業利益が同13.1%減の2.55億円、経常利益が同11.6%減の2.60億円、四半期純利益は同10.1%減の1.68億円となった。減益決算になったものの、通期計画に対する進捗率は営業利益段階で41.7%と高く好調な滑り出しと言えよう。

セグメント別では、ITクラウド事業の売上高は同8.8%増の15.59億円、セグメント利益は同45.2%減の1.18億円となった。流通分野では、同社の主力サービスである流通食品小売業向け基幹業務クラウドサービス「@rms基幹」を始め、前期で取得したクラウド型EDIサービス(Rexmart)を含むクラウドサービスの提供拡大により増収となったものの、人員増強に伴う人件費負担の増加等で減益となった。官公庁向けクラウドサービス分野については、機器売上等があったがシステム開発案件や工事案件の減少により微増収減益となった。

モバイルネットワーク事業の売上高は同11.1%減の11.38億円、セグメント利益は同40.6%増の1.93億円となった。スマートフォンの販売台数減少傾向が継続したほか、携帯電話端末販売台数も減少し減収となったが、応対品質の向上及びブロードバンドサービスの獲得に注力し、増益を達成したようだ。

2017年12月期の業績予想は、売上高98.00億円(前期比5.3%増)、営業利益6.11億円(同4.9%増)、経常利益は6.40億円(同8.8%増)、当期純利益は3.87億円(同15.9%増)を据え置いた。1株当たり配当予想額は16.00円。

《TN》

 提供:フィスコ

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