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【材料】フォーバル---通期連結営業利益は前期比7.0%増、増配も発表

フォーバル <日足> 「株探」多機能チャートより

フォーバル<8275>は12日、2017年3月期連結決算及び増配を発表した。2017年3月期連結業績(2016年4月~2017年3月期累計)は、売上高が前期比0.3%減の502.62億円、営業利益が同7.0%増の25.45億円、経常利益が同12.2%増の26.15億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同17.5%増の15.88億円と微減収増益となった。また、同社は好業績であったことを受けて、2017年3月期末の1株当たり配当額を前回予想の15.50円から3.50円増配となる19.00円と増額した。連結配当性向は30.5%。

セグメント別に見ると、フォーバルビジネスグループでは、「アイコンサービス」が順調に拡大したほか、セキュリティサービスやサーバー等のネットワーク関連が好調に推移、売上高は同5.7%増の180.04億円、セグメント利益は同6.1%増の15.73億円となった。フォーバルテレコムビジネスグループの売上高は同10.0%増の144.15億円、セグメント利益は同9.3%増の7.23億円で、光回線サービスやISPが順調に拡大した。モバイルショップビジネスグループにおいては、携帯販売台数が同5.0%減となったほか、価格帯の低い携帯端末の取り扱いが増加し、売上高は同14.2%減の99.08億円、セグメント利益は同29.2%減の2.72億円となった。総合環境コンサルティングビジネスグループの売上高は同9.2%減の69.00億円、セグメント利益は0.17億円(前期は0.92億円のセグメント損失)となった。産業用システムが減少し減収となったが、高付加価値の発電効率が高いシステムの販売が増加したことにより利益率が改善、セグメント利益の計上となった。その他事業グループでは、IT教育サービス事業関連の子会社の売上が減少、売上高は同7.1%減の10.34億円となったが、コスト削減によりセグメント利益は同23.4%増の0.62億円での着地となった。

2018年3月期の連結業績予想は売上高520.00億円(前期比3.5%増)、営業利益28.00億円(同10.0%増)、経常利益は28.00億円(同7.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は17.00億円(同7.0%増)とした。1株当たり配当予想額は前期比1円増配となる20.00円。

《TN》

 提供:フィスコ

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