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【材料】サイバーコム---2017年3月期通期決算はソフトウェア開発事業好調で増収増益

サイバーコム <日足> 「株探」多機能チャートより

サイバーコム<3852>は11日、2017年3月期(2016年4月~2017年3月期)決算を発表した。売上高が前期比9.7%増の97.41億円、営業利益が同5.2%増の5.31億円、経常利益が同7.9%増の5.63億円、当期純利益が同13.7%増の3.91億円となり、売上高と当期純利益は過去最高記録を更新した。

リピートオーダーの確保や新規顧客の開拓に向けた受注活動を継続的に推進し、主力事業であるソフトウェア開発事業が増収増益となった。通信ソフトウェア開発は国内外の通信システム案件が減少傾向で推移したが、制御ソフトウェア開発における車載システム開発案件や業務ソフトウェア開発における企業向け業務システム等の開発案件が好調に推移した。サービス事業は、SIサービスにおいてクラウド化対応案件や通信キャリア向けネットワーク構築案件の継続に加え、保守・運用が堅調に推移した。

決算期変更を行い9カ月間の決算となる2017年12月期通期の業績予想は、売上高が75.00億円、営業利益が3.80億円、経常利益が3.90億円、当期純利益が2.60億円としているが、配当は前期と同額の13円を維持する予想としている。ソフトウェア事業の高収益化とサービス事業のシェア拡大を基本方針としており、利益については事業拡張に向けた人材採用と技術者育成の強化や研究開発費等の先行投資に加え、積極的な営業活動を行うための費用等を見込んでいる。

《TN》

 提供:フィスコ

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