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【材料】日産自が堅調、18年3月期7.7%営業減益も増配予想を好感

日産自 <日足> 「株探」多機能チャートより
 日産自動車<7201>が堅調。11日の取引終了後に発表した18年3月期の連結業績予想は、売上高11兆8000億円(前期比0.7%増)、営業利益6850億円(同7.7%減)、純利益5350億円(同19.4%減)と減益を見込んでいるものの、年間配当を前期比5円増の53円を予定していることが好感されているようだ。

 同社は今期、グローバル販売台数を前期比3.6%増の583万台と計画しており、内訳は北米が同0.5%増、日本が同6.7%増、中国が同9.3%増。販売台数の増加で増収を見込むが、原材料価格の高騰や、想定為替レートを1ドル=108円、1ユーロ=118円と前期実績に比べてやや円高水準に設定したこと、さらにカルソニックカンセイの連結範囲からの除外の影響などが利益を圧迫するという。

 なお、17年3月期連結決算は売上高11兆7200億4100万円(前の期比3.9%減)、営業利益7422億2800万円(同6.4%減)で着地した。グローバル販売台数は前の期比3.7%増の562万6000台だったが、為替が円高となったことが響いた。なお純利益は、前の期に品質関連費用などの特別損失がかさんだ反動で、6634億9900万円(同26.7%増)となった。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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