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【材料】TOKAIホールディングス---新中期経営計画を策定、積極的なM&Aで2020年度までに売上高2倍を計画

TOKAI <日足> 「株探」多機能チャートより

TOKAIホールディングス<3167>は9日、2020年度を最終年度とする2017年度から4カ年の新中期経営計画「Innovation Plan 2020 “JUMP”」を策定したと発表。

新中期経営計画では、「守りから攻めの経営に」、「M&Aの推進」、「利益成長、ROE重視」、「株主重視の姿勢は変わらない」からなる4つのキーメッセージを掲げている。4年間で1,000億円のキャッシュを活用し、戦略的なM&A・アライアンス投資を積極的に展開。2020 年度には売上高 3,393 億円(2016年度比2倍)、営業利益 225 億円(同1.8倍)、ROE13%の目標を掲げる。財務面では、レバレッジを効かせて成長のための資産を獲得して総資産を2,834億円(2016年度末比1.8倍)に拡大するが、有利子負債/EBITDA倍率は2.8倍、自己資本比率31.6%、ROE13%と、資本効率も重視。グループの収益基盤である顧客件数は、432万件以上(2016年度末比1.7倍以上)と拡大させる計画。

2017年度は将来の成長に向けて積極投資を予定。2020年度の営業利益225億円を達成するためには、既存事業の営業利益を185億円まで成長させることが必須。2017年度は、CATV、ガス、情報通信での営業活動により、課金件数増加に伴う11億円の増益が見込めるが、将来の成長を見据えた先行投資25億円を織り込むため、前期比14億円の減益を見込む。2018 年度以降は、CATV 事業や LP ガス事業の顧客件数増加に伴う増益が積み上がり、既存事業は順調に利益を増大させていく計画。

配当金については、2017年度は、2016 年度の年間28円を維持。2018年度以降については、連結純利益の水準が向上していく計画で、さらなる増配も検討するとのこと。

《TN》

 提供:フィスコ

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