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【材料】カンロ---1Q決算:販売は好調も将来に向けた積極的な費用投入で減益

カンロ <日足> 「株探」多機能チャートより

カンロ<2216>は、11日、2017年12月期第1四半期連結決算を発表した。2017年12月期第1四半期連結業績(2017年1月~3月期)は、売上高が前年同期比4.1%増の51.20億円、営業利益が同18.8%減の2.97億円、経常利益が同19.0%減の2.97億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同20.1%減の1.94億円と増収減益となった。販売は概ね好調。売上高の内訳を見ると、飴は主力ブランド商品の「金のミルクキャンディ」や「梅のど飴」等の主力ポケット飴が伸長し同5.4%増となった。グミでは、ピュレグミブランドの「ジュレピュレ」や「カンデミーナグミ」の売上の伸長等で同8.0%増と大きな伸びを示した。素材菓子は同9.8%減で着地した。原材料価格の上昇という減益要因はあったものの、利益率の高いポケット商品の売上高の増加、生産部門におけるコストダウン対策等による売上原価の低減で売上総利益は同6.1%増の23.97億円となった。しかしながら、量販店やコンビニエンスストアでの売上拡大策を積極的に展開したことにより販売促進費及び広告宣伝費が増加、また、将来の売上拡大に向けた商品開発体制の強化及び研究開発投資等により販管費が増加し減益となった。

2017年12月期の連結業績予想は売上高210.00億円(前期比6.5%増)、営業利益8.30億円(同40.3%増)、経常利益は8.50億円(同38.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は5.10億円(同1.9%増)を据え置いた。1株当たり配当予想額は12.00円で、これも変更していない。

《TN》

 提供:フィスコ

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