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【材料】ガイアックス---1Q決算:連結売上高は前年同期比31.9%と拡大、投資フェーズは続く


ガイアックス<3775>は、10日、2017年12月期第1四半期連結決算を発表した。2017年12月期第1四半期連結業績(1月~3月期)は、売上高が前年同期比31.9%増の17.46億円、営業損失が1.38億円(前年同期は0.71億円の営業損失)、経常損失が1.31億円(同0.74億円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1.73億円(同0.66億円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となった。主力事業のソーシャル事業で売上高が拡大したほか、受託開発事業でも第1四半期に納品・検収が集中、売上高は大きく拡大したものの、新規サービスの積極的な開発投資及び本社移転に伴う諸経費の発生等により営業損失となった。

セグメント別に見ると、ソーシャルサービス事業の売上高は同18.7%増8.15億円、営業利益は同56.4%増の0.65億円となった。既存顧客からの継続案件の受注や対海外売上高の増加により売上高は底堅く推移、人材確保のための採用コストや外注費の増加等の減益要因をカバーし大幅増益となった。受託開発事業では、マイナンバー等の税制改正による基幹システムの改修案件が前期から引き続き好調に推移し売上高は35.2%増の8.93億円、利益率の高い大型受託開発案件の納品及び検収が集中し営業利益も81.1%増の0.83億円と大幅増益となった。投資フェーズにあるインキュベーション事業の売上高は0.50億円(前年同期は0.01億円)、営業損失は2.16億円(同0.88億円の営業損失)。期中においては保有している営業投資有価証券の一部を売却したため、売上高は大きく伸びた。地域体験マッチングサービス「TABICA」、外国人が教える料理教室「Tadaku」、ブロックチェーンを使った本人確認サービス「TRUST DOCK」等のサービス開発を継続、人材関連費、広告宣伝費など積極的な投資を継続して行っている。

インキュベーション事業損益がマーケット環境や市況動向次第で大きく変動することから連結業績予測が極めて困難とし、2017年12月期の連結業績予想については非開示を継続している。

《TN》

 提供:フィスコ

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