【材料】想定を超える好調さを示す半導体関連 SMBC日興証券(花田浩菜)
ソニー <日足> 「株探」多機能チャートより
こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
3月決算企業の業績発表が本格化してきていますね。5/11付の「Daily Outlook」では、想定を超える好調さを示す半導体関連についてまとめられているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『半導体メーカーで構成されるWSTS(世界半導体市場統計)による半導体市場予測は、上振れが続いている。2017年2月に発表された2016年実績は3,389億ドル(前年比1.1%増)、2016年11月時の減少予想(0.1%減)から一転して増加となり、同時に2017年及び2018年の予想が増額修正された。半導体市場の拡大ペースが、短期間に加速していることを示している。このため、半導体のみならず、半導体製造装置や半導体材料などの関連業界を含め、好調のすそ野が広がっている。需給逼迫で製品価格が上昇するなど、想定を超えた好調さも生じている』と述べています。
次に、半導体関連の好況について『今回の半導体関連の好況は、最先端の半導体メモリー(記憶素子)3D NANDから始まった。3D NANDの拡大は、大容量化を図るために、データセンターを中心に記憶装置での利用が進むという構造的要因が寄与。3D NAND 関連の顕著な好調さは現在も継続している』と見ています。
続けて、『一方、汎用的な製品においても、想定以上の需要増や 金融危機後の投資抑制から供給不足が広がっている。供給余力のあるトップ企業がさらなるシェア上昇を目指しているほか、増産に向けた製品価格の上昇が始まっている。需要増の恩恵だけに止まらない業績改善が期待される』との見解を述べています。
最後にレポートでは、『好調さが加速する半導体関連の主な銘柄』を紹介しています。具体的にはソニー<6758>やローム<6963>、東エレク<8035>など全6銘柄が挙げられていますので、詳しくは5/11付の「Daily Outlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
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フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
《DM》
提供:フィスコ