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【市況】いったんは過熱を冷ましたいところ/日経225・本日の想定レンジ

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

[本日の想定レンジ]
 8日のNY市場は上昇。仏大統領選の決選投票で欧州連合(EU)との協調路線をとるマクロン氏が勝利したが、予想通りの結果となり、相場への影響は限定的。寄り付き後から上値の重い展開となった。複数の大型買収(M&A)が好感されたものの、相場を押し上げるには至らなかった。ダウ平均は5.34ドル高の21012.28、ナスダックは1.90ポイント高の6102.66。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円高の19915円。
 昨日の大幅上昇の反動もあり、売り買いが交錯しやすいだろう。ただし、マドを空けての上昇から、年初以降のもち合いレンジの上限を突破し、その後一昨年12月以来の19900円を回復する場面をみせている。一目均衡表では2日に雲上限を突破していたが、昨日は雲を明確に上放れる形状となった。価格帯別出来高では、特に積み上がりがみられた19400-19500円処の価格帯を一気に上放れる格好となっている。年初から3ヶ月間もち合いを続けていた水準を上放れたことにより、トレンドが強まりやすい。
 価格帯別出来高では20400-20700円辺りまでは出来高が薄く、20000円は通過点になる可能性がある。ただし、ボリンジャーバンドでは+2σを上放れ、+3σ水準まで上昇している。週足では+2σ水準に接近してきており、いったんは過熱を冷ましたいところである。19750-20050円のレンジを想定。

[予想レンジ]

上限 20050円-下限 19750円

《TM》

 提供:フィスコ

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