【市況】１日の株式相場見通し＝市場参加者減少で見送り姿勢強く閑散相場に

　１日の東京株式市場は、大型連休の谷間初日となることから、市場参加者も限定的となり、見送り姿勢の強い閑散相場となりそうだ。また、１日は中国本土や香港、韓国、台湾に加え英国、ドイツなど欧州主要市場も、メーデーの祝日で休場となるため、海外投資家の参加は限定的となる。１日早朝の東京外国為替市場では、１ドル＝１１１円２０銭台での推移となっている。

　２８日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前日比４０．８２ドル安の２万９４０．５１ドルと反落した。米主要企業の１７年１～３月期の決算発表が佳境を迎え、業績内容を反映した個別株物色が活発化した。そのなか、売上高が事前の市場予想を下回った半導体のインテルが売られ、ダウ平均株価を押し下げる結果となった。ナスダック総合株価指数は、前日比１．３３１ポイント安の６０４７．６０６と反落した。

　日程面では、４月の新車販売台数、ＪＲ東日本のクルーズトレイン「トランスイート四季島」運行開始、米４月のＩＳＭ製造業景況指数、米３月の個人所得・個人支出、メーデーで欧州やアジアの主要株式市場が休場に注目。（冨田康夫）

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）