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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 東エレク、カゴメ、神戸鋼 (28日大引け後 発表分)

東エレク <日足> 「株探」多機能チャートより

 4月28日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 東エレク <8035>   ★今期経常は37%増で10期ぶり最高益・145円増配へ
 ◆17年3月期の連結経常利益は前の期比32.0%増の1575億円に伸びて着地。続く18年3月期も前期比37.1%増の2160億円に拡大し、10期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期もデータセンターやスマートフォン向けの旺盛な半導体需要を背景に、主力の半導体製造装置の販売が拡大し、22.5%の大幅増収を見込む。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を305円→352円(前の期は237円)に増額し、今期も前期比145円増の497円に増配する方針とした。予想PERが21.3倍→13.1倍に急低下した一方、配当利回りは3.83%に上昇し、割安感が強まった。

 大末建設 <1814>   ★前期経常を一転16%増益に上方修正
 ◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の29.5億円→41.6億円に41.0%上方修正。従来の17.7%減益予想から一転して16.1%増益見通しとなった。マンションなどの民間建築工事の受注が伸び、売上が計画を上回ったことが寄与。工事採算が改善したことも利益を大きく押し上げた。

 カゴメ <2811>   ★1-3月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地
 ◆17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の27.9億円に急拡大して着地。国内で機能性表示食品のトマトジュースや、野菜ジュースの販売が好調だったことが寄与。販売促進費の抑制など収益構造改革を進めたことも大幅増益に貢献した。

 ペッパー <3053> [東証M]  ★1-3月期(1Q)経常は2.9倍増益、通期を18%上方修正
 ◆17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期非連結比2.9倍の5.7億円に急拡大して着地。立ち食い店「いきなりステーキ」事業が出店拡大やキャンペーン効果などで収益が拡大したことが寄与。既存店売上高が前年同期を上回って推移した低価格店「ペッパーランチ」事業も増益に貢献した。
  第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の11.3億円→13.4億円に18.3%上方修正。増益率が16.8%増→38.1%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 神戸鋼 <5406>   ★今期経常は500億円の黒字に浮上へ
 ◆17年3月期の連結経常損益は191億円の赤字に転落したが、従来予想の300億円の赤字を上振れて着地。続く18年3月期は500億円の黒字に急浮上する見通しとなった。今期は自動車向け需要拡大やマージン改善で鉄鋼部門が黒字に浮上する。また、油圧ショベルの販売が回復する建設機械部門も黒字化する見通し。

 ヒラノテク <6245> [東証2]  ★前期経常を一転50%増益に上方修正、配当も4円増額
 ◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の20億円→30.5億円に52.5%上方修正。従来の1.7%減益予想から一転して50.0%増益見通しとなった。売上は計画を下回ったものの、生産性向上やコスト削減、合理化を進めたことで採算が急改善した。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の24円→28円(前の期は20円)に増額修正した。

 日本ライフL <7575>   ★今期経常は20%増で2期連続最高益、7.5円増配へ
 ◆17年3月期の連結経常利益は前の期比2.2倍の80.1億円に急拡大し、従来予想の69.3億円を上回って着地。続く18年3月期も前期比19.9%増の96億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力のEPカテーテルや外科関連機器などオンリーワン製品を中心に販売を伸ばし、12.5%の大幅増収を見込む。
  業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比7.5円増の37.5円に増配する方針とした。

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