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【市況】東京株式(前引け)=小幅続落、機関投資家などの利益確定売り優勢

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 28日前引けの日経平均株価は前日比38円78銭安の1万9213円09銭と小幅続落。前場の東証1部の売買高概算は9億862万株、売買代金概算は1兆1522億2000万円。値上がり銘柄数は730、対して値下がり銘柄数は1158、変わらずは126銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、利益確定売りに押される展開となった。日経平均は前日こそ小幅に下げたものの、前週末21日以降は急速な戻り足をみせていた。そのため目先スピード警戒感から買いが手控えられている状況。大型連休を前にして国内外機関投資家によるポジション調整の売りが全体相場の重荷になっている。もっとも、下値では押し目買いニーズが強く底堅さを発揮、日経平均は1万9200円台で下げ渋る展開。週末で大型連休を控えているにもかかわらず、売買代金は前場段階で1兆1500億円超と活況といってもよい水準。

 個別ではトヨタ自動車<7203>が冴えず、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>も売りに押された。アドバンテスト<6857>、オムロン<6645>が急反落したほか、パイオニア<6773>、レナウン<3606>も売られた。アステラス製薬<4503>も安い。半面、任天堂<7974>が高く、NTTドコモ<9437>も堅調、イビデン<4062>が大幅高、キーエンス<6861>も買いが優勢だった。フタバ産業<7241>、アンリツ<6754>が値を飛ばしたほか、日本CMK<6958>も高い。ファンケル<4921>も買いを集めている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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