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【市況】明日は決算発表の第1弾のピーク【クロージング】

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

27日の日経平均は反落。37.56円安の19251.87円(出来高概算19億7000万株)で取引を終えた。26日の米国市場は小反落だった。注目された税制改革案は、概ね予想通りの内容だったこともあり、直近の大幅な上昇に対する利益確定に向かわせた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円安の19175円だったこともあり、日本株市場についても利食い優勢の展開となっている。

ただ、寄付き直後に19199.59円と19200円を下回る場面もみられたが、その後は下げ幅を縮めており、全体としては底堅さが意識されている。大引け間際にはインデックスに絡んだ商いの影響もあり、前日比変わらず水準まで下げ幅を縮める場面もみられた。

日経平均は反落となったが、陽線を形成するなど押し目買い意欲の強さが窺えた他、東証1部の値上り数は1200を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは水産農林、繊維、金属製品、精密機器、化学が堅調。半面、電力ガス、証券、医薬品、輸送用機器が小安い。

明日は決算発表の第1弾のピークとなるため、模様眺めムードが強まりやすいだろう。大型連休に入ることで参加者も限られてきそうである。米国で期限を迎える暫定予算にむけて、動向を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすいだろう。そのため、決算を手掛かりとした個別物色のほか、出遅れ感のあるテーマ株等での短期的な値幅取りに向かいそうだ。

《AK》

 提供:フィスコ

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