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【市況】国内大手証券、ECBは6月に景気下振れリスク文言削除か

 きょう欧州中央銀行(ECB)の理事会が開催される。このECB理事会に関して野村証券では26日、「総裁記者会見の文言を3月とほぼ同様に据え置く」と見込んでいる。フランス大統領選がまだ終わっておらず、親EUのマクロン氏が絶対に勝利するとは断言できないことを、政策維持の理由に挙げている。

 次の焦点は6月8日のECB理事会で、文言を「ユーロ圏の成長見通しを巡るリスクは概ね均衡」といった表現に改め、景気下振れリスクに関する文言を削除する可能性がある、とみている。

 市場では、金融緩和策の解除に向け文言の変更を検討しているとの観測が強く、同証券もこの見方を支持している。ただ、年内いっぱいの資産買い入れ継続や低金利維持を表明しているフォワードガイダンスに関しては維持を見込んでいる。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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