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【材料】アンジェスが反発、NF-κBデコイの新薬臨床試験開始届けがFDAに承認

アンジェス <日足> 「株探」多機能チャートより
 アンジェス MG<4563>が反発。前引け後に、同社が米国で実施を計画しているNF-κBデコイオリゴDNA(NF-κBデコイ)の椎間板性腰痛症に対する臨床試験について、米国食品医薬品局(FDA)に申請していた新薬臨床試験開始届けが承認されたと発表しており、今後の治験の進捗への期待が高まっているようだ。

 NF-κBデコイは、炎症性サイトカイン(細胞から放出される生理活性物質)を抑制することから、過剰な炎症や免疫反応を原因とするさまざまな疾患に有効な治療薬となる可能性がある。今回、臨床試験の実施が許可されたことで、同社では今年半ばからカリフォルニア州立大学サンディエゴ校などで第1b相臨床試験を開始する予定としている。なお、同件による17年12月期業績への影響はないとしている。

 なお、同社は24日の取引終了後、第1四半期(1~3月)連結決算を発表し、売上高8300万円(前年同期比0.1%増)、営業損益10億3500万円の赤字(前年同期11億8300万円の赤字)、最終損益15億1100万円の赤字(同12億3000万円の赤字)だった。また、17年12月期通期業績予想は、売上高3億6000万円(前期比30.0%減)、営業損益34億円の赤字(前期47億6300万円の赤字)、最終損益34億円の赤字(同47億7600万円の赤字)の従来予想を据え置いている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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