市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:NOK、日写印、ロート

NOK <日足> 「株探」多機能チャートより
■NOK <7240>  2,565円  +212 円 (+9.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 19日、NOK <7240> が17年3月期の連結経常利益を従来予想の311億円→441億円に41.8%上方修正。減益率が42.1%減→17.9%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。自動車・産業機械用シールやスマートフォン向け電子部品の販売が想定より伸びたことが寄与。円安による収益押し上げ効果や為替差損の減少も利益を押し上げた。

■日本写真印刷 <7915>  2,684円  +146 円 (+5.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が19日付で日本写真印刷 <7915> の投資判断「Buy(買い)」を継続し、目標株価を3920円→4800円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、センサーフィルム再拡大による収益底上げが中長期で実現すると再強調。有機EL市場の拡大などを踏まえ、センサーフィルムの販売数量予想を上積みした。株価は円高に加え、3月の台湾TPKと中国O-filmの提携報道以降、調整色を強めているが、今後説明会などを通じ、センサーフィルムの競争状況と需要増の方向感が確認されれば、上昇に転じるとみている。

■ロート製薬 <4527>  1,956円  +57 円 (+3.0%)  11:30現在
 ロート製薬<4527>が反発。野村証券が19日付で、投資判断「バイ」を継続しつつ、目標株価を2200円から2700円へ引き上げており、これを好材料視した買いが入っているようだ。同証券では、中国や日本の業績が落ち込んだ17年3月期を経て、18年3月期は「製薬会社の知見を生かした」「ロート製薬ならでは」の開発力が発揮され、新たな成長ステージを迎えることになると評価。その18年3月期業績は、中国EC向け商品投入、医薬品研究開発から生まれた新商品の拡販が進むと見て、営業利益予想を150億円から152億円へ引き上げている。

■ヤマハ発動機 <7272>  2,494円  +39 円 (+1.6%)  11:30現在
 ヤマハ発動機<7272>が反発。同社はきょう、エンルート(埼玉県ふじみ野市)と産業用ドローン事業での業務提携に向けた検討を開始したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。両社は今後、8月をメドに業務提携契約を結ぶ予定。両社の製品や事業ノウハウを活用し、農薬などの散布ドローンをはじめとした産業用ドローンのグローバル展開および、精密農業や各種インフラ点検、測量、環境対策、災害対応、運輸、漁業などドローンを利用した新規市場開拓での協業を目指すとしている。

■京浜急行電鉄 <9006>  1,219円  +8 円 (+0.7%)  11:30現在
 京浜急行電鉄<9006>は小幅反発。同社は19日取引終了後、17年3月期の連結業績予想の修正を発表した。営業収益を3130億円から3100億円(前の期比1.0%減)へ小幅下方修正し、営業利益は313億円から380億円(同2.6倍)へ上方修正、最終利益は370億円から225億円(前期は30億1100万円の赤字)へ大幅減額修正した。営業収益は、交通事業などが前回予想(16年11月9日公表)を上回るものの、不動産事業、流通事業が前回予想を下回るため下方修正した。一方、利益面では交通事業の増収に加え、交通事業や不動産事業での営業費の減少などもあり、営業利益を上方修正した。ただ、特別損失として固定資産の減損損失を計上することから、親会社株主に帰属する当期純利益は減額修正となった。

■ジェイエイシ <2124>  1,643円  -163 円 (-9.0%)  11:30現在  東証1部 下落率トップ
 15日、人材紹介事業を展開するジェイエイシーリクルートメント <2124> が月次売上高を発表。3月の売上高は前年同月比6.8%増とプラスを維持したが、伸び率が鈍化したことが嫌気された。前月まで8ヵ月連続で前年比2ケタ増収を達成していた。今年に入ってからの伸び率は1月が23.5%、2月は19.2%だった。17年12月期は旺盛な求人需要を背景に業績拡大を見込み、前期比18.6%増収、同6.4%経常増益といずれも過去最高を計画している。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,040.5円  -11 円 (-1.1%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>、JXTGホールディングス<5020>など原油関連株に売りが優勢。足もと原油市況が波乱含みに下落している。米エネルギー省発表の週間在庫統計で、ガソリン在庫が事前予想と反して増加したことがガソリン価格の下落を招き、これが原油先物市場の下げにつながっている。前日のWTI原油価格は1ドル97セント安の1バレル=50ドル44セントと急落、これを受けて、米国株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー関連株が売られ全体相場の足を引っ張った。東京市場でも原油価格の下落が収益面にデメリットとなる銘柄セクターに売りが波及している。

■JMACS <5817>  605円  +100 円 (+19.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 JMACS <5817> [東証2] がストップ高買い気配で年初来高値を連日更新した。同社は14日後場に決算を発表。17年2月期の経常損益(非連結)は5400万円の黒字(前の期は9100万円の赤字)に浮上し、続く18年2月期の同利益は前期比5.6倍の3億円に急拡大する見通しとなった。これを評価する買いが続いており、14日から本日までの5営業日のうち4営業日でストップ高を記録している。同社は電線事業を主力とするほか、新事業としてIoTを活用したスマート工場化などのトータルソリューション事業を手掛けている。前期は昨年11月以降の銅価格急騰で採算が改善し、経常黒字を確保した。今期は高機能ケーブルなど付加価値の高い商品の開発に注力、トータルソリューション事業を確固たるものとし、大幅増益を目指す。業績回復に伴い、今期の年間配当は前期比5円増の15円に増配する方針とした。

■enish <3667>  929円  +143 円 (+18.2%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 enish<3667>がストップ高で年初来高値更新。直近では短期資金が集中し、前日までストップ高を含む5連騰となっていたが、この日は、日本国内で配信しているみんなで×つなげるバトルRPG「12オーディンズ(トゥエルブ オーディンズ)」を中国で配信すると発表しており、これを好感した買いが入っている。「12オーディンズ」は、プレイヤーが、世界を滅ぼしかけた魔龍の爪あとが残るウルザールを舞台に、「約束の地」を求めて冒険に旅立つというストーリーで、個性豊かなキャラクターとの出会いや交錯する思いと人間模様など、仲間との連携が熱い、みんなで×つなげるバトルRPG。今回の中国配信では、中国のOPD2C社(上海市)と独占的ライセンス契約を締結したことで実現し、配信は今年夏ごろを予定しているという。

■シンプロメンテ <6086>  2,174円  +297 円 (+15.8%)  11:30現在
 シンプロメンテ <6086> [東証M]が続急騰。19日、同社が乃村工藝社 <9716> との資本業務提携の最終契約を今月27日に行う見通しとなったと発表したことが買い材料視された。同社は2月16日に乃村工芸社との資本業務提携に関する基本合意書を締結したが、今月10日になって同提携の協議期間を延長すると発表していた。今回、最終契約日が決まったことで提携を再評価する買いが殺到した。なお、今回の提携内容は、乃村工芸社と合弁会社を設立し、飲食店などの新設・改装向けサービスで協業するほか、同社が乃村工芸社子会社で設備メンテナンスを展開するテスコを株式交換で完全子会社化するというもの。

●ストップ高銘柄
 大興電子通信 <8023>  399円  +80 円 (+25.1%) ストップ高   11:30現在
 アイケイ <2722>  3,220円  +502 円 (+18.5%) ストップ高   11:30現在
 カーディナル <7855>  1,001円  +150 円 (+17.6%) ストップ高   11:30現在
 シンクレイヤ <1724>  669円  +100 円 (+17.6%) ストップ高   11:30現在
 旅工房 <6548>  4,840円  +700 円 (+16.9%) ストップ高   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均