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【市況】東京株式(大引け)=13円高、朝安後切り返し小幅ながら3日続伸

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 19日の東京株式市場は朝安後に買い優勢となった。日経平均株価はプラス圏とマイナス圏を行き来したが、大引けは小幅プラス圏を維持している。

 大引けの日経平均株価は前日比13円61銭高の1万8432円20銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は19億5291万株、売買代金概算は2兆3172億3000万円。値上がり銘柄数は1043、対して値下がり銘柄数は820、変わらずは152銘柄だった。

 きょうの東京市場は、朝方はリスク回避の売りに反落して始まった。前日の欧米株市場が総じて軟調、英国のメイ首相がEU離脱推進に向け6月に総選挙を実施すると表明したことなどが波紋を広げ、円高と相まって主力株中心に買い手控えられた。しかし、その後は突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いが相場を支える展開に。朝安後に切り返した後は再び売り直され、前引けは小幅安で着地したものの、値上がり銘柄数の多さが目立った。テクニカル面で売られ過ぎ感が強く、国内機関投資家とみられる買いが観測され、後場後半はプラス圏で推移した。業種別には前日に売られた水産や電機セクターなどが買われ、海運や陸運株が軟調だった。売買代金は活況の目安とされる2兆円を3日ぶりに上回った。

 個別では、任天堂<7974>はきょうも売買代金トップで4連騰、ソフトバンクグループ<9984>も上昇した。ファナック<6954>、ソニー<6758>も堅調。イソライト工業<5358>、スミダコーポレーション<6817>などが値を飛ばし、enish<3667>も伸び悩んだとはいえ商いを大きく膨らませて大幅高。日本写真印刷<7915>、サッポロホールディングス<2501>、協和発酵キリン<4151>なども高い。

 半面、トヨタ自動車<7203>が軟調、NTT<9432>、JT<2914>も冴えない。日本郵船<9101>も売りに押された。ヤマトホールディングス<9064>が大幅安となったほか、北の達人コーポレーション<2930>も値を下げた。KLab<3656>、沢藤電機<6901>が下落、飛島建設<1805>、京浜急行電鉄<9006>なども安い。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2017年04月19日 16時19分

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