【材料】<動意株・18日>(大引け)=enish、朝日ラバー、ティーケーピーなど
enish <日足> 「株探」多機能チャートより
朝日ラバー<5162>=一時ストップ高。きょう付の日本経済新聞が「セブン―イレブン・ジャパンやファミリーマートなど大手コンビニエンスストア5社は消費者が自分で会計するセルフレジを2025年までに国内全店舗に導入する」と報じたことを受け、RFID(無線自動識別)タグ用ゴム製品を手掛ける同社に関心が高まっているもよう。RFIDとは、ICチップとアンテナ部がつながっていて特定の周波数の電波を送ると、同時に持っている情報を読み込んだり書き込んだりすることができる自動認識技術。同社は独自の分子接着・接合技術により、ゴムでこのICチップとアンテナ部をサンドイッチ状に挟み込み保護して水や圧力、折り曲げにも耐えられる製品を持つ。
ティーケーピー<3479>=大幅続伸。前引け後に、FCビジネスの発掘・支援を行うATカンパニー(東京都千代田区)から、シェアオフィス・レンタルオフィス事業を5月1日付で譲り受けると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。新規にシェアオフィス・レンタルオフィスの事業を開始するとともに、TKPの全国貸会議室ネットワークを連携させることで、貸会議室に加えて、安心・安全な環境下での簡易会議や打ち合わせスペースの提供を行うのが狙いとしている。なお、18年2月期業績への影響は軽微としている。
富士通コンポーネント<6719>=ストップ高。17日の取引終了後、集計中の17年3月期連結業績について、売上高が従来予想の481億円から486億6000万円(前の期比0.8%増)へ、営業利益が9億円から9億8000万円(同8.0%増)へ、純利益が2億1000万円から4億6000万円(同26.5%減)へそれぞれ上振れたようだと発表しており、これを好感した買いが入っている。主力製品であるリレー、タッチパネルが車載市場向けを中心に引き続き堅調に推移したことに加えて、これら主力製品の増産効果も利益を押し上げた。また、為替差損の金額が想定より減少したことも寄与したという。
電算<3640>=大幅続伸。同社は17日の取引終了後、集計中の17年3月期連結業績について、売上高が従来予想の142億円から147億9000万円(前の期比4.0%増)へ、営業利益が3億8000万円から5億8000万円(同3.3%減)へ上振れたようだと発表しており、これを好感した買いが入っている。総務省から地方自治体に対して個人情報保護のための情報セキュリティー対策の抜本的強化が求められたことで、県や市町村の情報セキュリティー強靱化に関する作業が新たに発生し、売上高・利益を押し上げたことに加えて、番号制度、臨時福祉給付金および子育て支援制度改正(利用者負担一部軽減)などの法制度改正対応も利益に貢献したという。
ネクステージ<3186>=大幅高。東海東京調査センターが17日付で同社株のレーティングを「アウトパフォーム」でカバレッジ開始、目標株価を1510円に設定しており、これが株価を強く刺激する格好となった。同社は名古屋地盤の中古車販売店だが、同調査センターでは、中古車の小売に特化していた中型専門店から整備・買取事業を強化した大型総合店へのビジネスモデルの転換を評価、17年11月期業績についての会社側計画は保守的として、営業利益段階で前期比34%増の29億円(会社側計画は25億円)を見込んでいる。
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出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
最終更新日:2017年04月18日 15時32分