【市況】不安定な相場展開が続きそう／日経225・本日の想定レンジ

[本日の想定レンジ]
　12日のNY市場は下落。シリアや北朝鮮の地政学的リスクの上昇を背景に投資家のリスク回避姿勢が強まり、売り先行の展開に。ダウ平均は59.44ドル安の20591.86、ナスダックは30.61ポイント安の5836.16。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の18900円。円相場は1ドル109円前半で推移。
　シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売りが先行しようが、円高も重しとなるなか、不安定な相場展開が続きそうである。昨日の日経平均は一時18500円を下回り、年初来安値を更新している。このところは陰線形成ながらも下ひげを残す形状が散見されるが、ボトム意識にまではつながらず。ボリンジャーバンドではバンドが下降を続けるなか、-1σと-2σとのレンジが継続しており、-2σに接近している。一目均衡表では転換線に上値を抑えられる格好で雲を下放れるトレンドが継続。週間形状では26週線を下回っての推移となり、上値抵抗として意識されてくる可能性がある。週間ベースでの価格帯別出来高では、18000円割れ辺りまでは商いの細いところであり、バイアスが強まるようだと、下に走りやすい。18350-18550円のレンジを想定する。

[予想レンジ]

上限 18550円－下限 18350円

《TM》

　提供：フィスコ