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【材料】兼松サステックが急動意、監視カメラ関連として物色人気集める

兼松サステ <日足> 「株探」多機能チャートより
 兼松サステック<7961>が急動意、一時前日比12%近い上昇をみせた。同社は兼松グループで地盤改良事業を主力とするが、多角化で展開する監視カメラ事業が好調で収益を牽引している。

 近年の防犯需要の高まりに加え、ここテロが頻発するなどで国際的にも監視カメラに対するニーズが増勢となっている。国内では2020年の東京五輪開催に向けたインフラ整備が進捗するなかで、監視カメラはセキュリティー分野の要となる。東京メトロも全車両にカメラを設置する方針を打ち出しており、関連企業への特需が見込まれる状況にある。そのなか、同社は高解像度の監視カメラに加え、機器の状態確認が困難な無人パーキングや工事現場などでネット回線を活用して監視カメラの状態をチェックする「死活監視システム」も手掛けており、注目度が高い。業績も1月30日に17年3月期予想の上方修正を発表するなど好調、経常利益は従来予想の8億5000万円から10億円(前の期比22%増)に増額している。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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