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【材料】ライク---3Q連結決算は人材サービス好調も子育て支援サービス苦戦

ライク <日足> 「株探」多機能チャートより

ライク<2462>は10日、2017年5月期第3四半期(2016年6月~2017年2月期)連結決算を発表した。売上高が前年同期比33.9%増の291.17億円、営業利益が同94.9%増の15.11億円、経常利益が同77.9%増の16.64億円、親会社株主に帰属する当期四半期純利益は前期において実施したサクセスホールディングス株式会社の公開買付に伴う特別利益を計上したため66.0%減の5.41億円となった。

総合人材サービス事業については人材の確保が深刻な経営課題となっている販売員やコールセンターや物流、社会課題となっている保育や介護業界の保育士や介護士需要に応え事業の拡大に努めた。この結果当事業では増収増益となった。

子育て支援サービス事業については保育士不足が深刻化する中、保育士が働きやすい環境を作る現場を重視する体制を構築した。高品質のサービスを維持するため、保育士の昇給を行ったことや、期中での新たな園開設が2か所あったことなどにより原価率が悪化し、営業利益が計画を下回った。ただし、これは、業界に先駆けた施策であり、人材採用面や新規開園での競争優位性を確保することで、持続的な成長を目指せるものと期待したい。

また、親会社株主に帰属する四半期純利益は対前年同期比66.0%の減益となっているが、当初の想定どおりの内容であり、2017年5月期通期の業績予想は、売上高が前期比20.3%増の383.00億円、営業利益が同39.4%増の16.00億円、経常利益が同31.6%増の22.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同51.9%減の9.00億円とする期初計画を据え置いている。

《TN》

 提供:フィスコ

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