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【材料】鴻池運輸---JBSHDグループと空港関連事業の株式譲渡契約を締結、成田空港での事業強化、拡充

鴻池運輸 <日足> 「株探」多機能チャートより

鴻池運輸<9025>は4日、成田国際空港において、グランドハンドリング事業を手掛ける日本空港サービス(本社:千葉県成田市)、旅客案内サービス事業を手掛ける空港ターミナルサービス(本社:千葉県成田市)、機内食搭載・航空貨物取扱事業を手掛けるエヌエービー(本社:千葉県成田市)、同空港内外の清掃サービス事業などを手掛けるジェイフレンドリー(本社:千葉県成田市)が営む空港関連事業をJBSホールディングス(東京都中央区)から承継することで合意し、株式譲渡契約を締結したと発表した。併せて、鴻池運輸はJBSの関連する学校法人翔陽学園(成田航空ビジネス専門学校、千葉県成田市)の運営も承継する予定だ。

今回の事業承継により、KONOIKEグループにおける成田空港での既存業務領域の拡大に加え、同社初となる機内食搭載(ケータリング)業務や空港内旅客案内サービスに参入することで、事業領域が拡大される。また、JBSが保有する福利厚生施設や航空専門学校を活用することで、将来に向けた人材確保や育成への布石を打っていく考えだ。

さらに、同社グループ会社で関西国際空港、東京国際空港(羽田空港)、成田国際空港にてグランドハンドリング事業を展開するコウノイケ・エアポートサービスは、新たに大阪国際空港(伊丹空港)において全日空機での機内清掃業務を受託し、4月1日より約50名体制で業務を開始したことも発表している。同社が20年以上培ってきた経験やノウハウをもとに、安全・品質に根差したサービス提供を行っていくとしており、引き続き、他空港での業務受託や受託業務範囲の拡大を目指していく考えだ。

鴻池運輸では、4月1日付で空港事業本部を新設し、拡大する空港関連事業のマネジメント体制を強化しており、さらなる成長加速が期待される。

《TN》

 提供:フィスコ

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