市場ニュース

戻る
 

【材料】<動意株・4日>(前引け)=フルヤ金属、成学社、ジャステック

フルヤ金属 <日足> 「株探」多機能チャートより
 フルヤ金属<7826>=ストップ高で、年初来高値更新。同社は3日、人体に有害な揮発性有機化合物(VOC)や植物の腐敗を早めるエチレンの除去用として需要が高まっている低温活性触媒「FT-eco触媒」の量産技術を確立し、今月から量産体制を構築すると発表。これが材料視されているようだ。一般的な担持触媒を用いてVOC、エチレンを効率的に分解除去する場合には、200度以上の高温雰囲気下で反応させる必要があるが、FT-eco触媒はゼロ度から30度の室温レベルで効率的に除去することが可能。会社側では、空気清浄や青果物・花木の鮮度保持のほか、抗菌、排ガス浄化、化学品合成、センサー電極触媒などへの用途拡大を目指すとしている。

 成学社<2179>=ストップ高カイ気配。同社は3日、子会社のアプリスがフィリピンで現地の日本人向けに英会話運営会社を設立したと発表。さらなる海外展開などが期待されているようだ。また、同日には、国内でグループが運営している個別指導形態の学習塾「個別指導学院フリーステップ」に、今後2年程度をかけてサテラインを開講することも明らかにした。大学受験に向けて多様なサービスを提供することが目的で、初年度となる18年3月期にはフリーステップ教室(現在173カ所)の90カ所程度にサテラインを開講するとしている。

 ジャステック<9717>=急伸し年初来高値更新。同社は3日の取引終了後に発表した第1四半期(16年12月~17年2月)連結決算が、売上高49億6800万円(前年同期比38.6%増)、営業利益6億8100万円(同68.1%増)、純利益4億8100万円(同50.5%増)と大幅増益となったことが好感されている。ソフトウエア開発事業における金融・保険業向け、サービス業向けおよび製造業向けなどの開発案件が増加したことに加えて、同事業の原価率改善も寄与した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均