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2017年03月30日10時00分

【特集】【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「兜町放浪記」氏:プレミアムフライデーを考える

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家兜町放浪記氏(ブログ「兜町放浪記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年3月30日9時に執筆

きのう、日本時間早朝に取り引きを終えたNYダウが8日続落という長いトンネルを抜け出し9日ぶりに上昇した。トランプ・ラリーが一段落し、就任後約2ヶ月で期待感の頂点から政策遂行力への疑問・不信感が取りざたされる展開の速さに方向感のない日本株が過剰反応している年度末となっている。

明日の金曜日は政府と財界がこぞって仕掛けるプレミアムフライデーだ。毎月末の金曜日に企業側も午後3時終業に協力し、早上がりの会社員をショッピングやプチ贅沢消費に向かわせる取り組みだ。

先月からはじまった経済産業省が主導する「官製イベント」だが、2回目の今回は週末と月末と年度末が重なる切れ目のよさに恵まれている。こういったことは「ノリ」が何より大切である。

何をするにしてもしらけた空気が漂う成熟社会だ。立ち上がりから官民上げてヤル気を見せないと「何やってんだ」「仕事が忙しくてそれどころじゃない」「早めの帰宅を促すばかりでかえって商売妨害だ」と批判ばかり目立つ結果になる。

いまのところ、プレミアムフライデーが株式市場に与えるインパクトはほとんど無さそうだ。「プレミアムフライデー関連株なんて探し出すだけ無駄だ」と言い放つのも「ノリ」の悪さではないのか。買っても買っても上がらない今の市況に慣れきってしまっている投資家の悪いところだろう。

小売業・外食飲食業・映画館などが多少は潤うのではないか。それより、普段から土・日の仕事に従事せざるを得ないサービス業に身を置くサラリーマンが月に1度くらい仕事帰りが早くなることで家族サービスが叶うだけでも素敵ではないか。なんでもかんでも経済に結びつけず、プライスレスな喜びや楽しみを享受できるささやかな幸せの時間と思いたいものだ。

個別株の動きでは、新年度入りをきっかけに主力株の奮起を期待したい場面だが、円相場が円安方向になかなか舵を切れない。そのことで内需系の材料株を物色する流れに抵抗感は無い。

2月高値3920円から約1500円幅の押しを入れたあとの切返しチャートを確認できるエボラブルアジア<6191>、協業先のソフトブレーン<4779>の取り扱う営業支援クラウドサービスが経済産業省のIT導入の補助金対象になったことでマーケティング支援ソフト市場で国内NO1の実績があるシャノン<3976>などを注目している。

執筆者名:兜町放浪記
ブログ名:兜町放浪記

《MT》

 提供:フィスコ

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