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【市況】米国株見通し:英国のEU離脱通知などが重しに

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2351.00(-0.50) (18:55現在)
ナスダック100先物 5407.00(+2.00) (18:55現在)

18:55時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。また、NYダウは10ドル安程度で推移。欧州は英国が小安く推移しているが、その他は、全般上昇して推移している。また、原油先物相場は、小幅に上昇して推移している。

28日の米株式市場は上昇。トランプ政権に対する不透明感が根強いものの、原油相場の上昇が好感されたほか、消費者信頼感指数が大きく上昇し、米経済の力強さに対する楽観があらためて広がった。

本日の経済指標では、中古住宅販売成約指数が予定されている。また、ボストン連銀総裁、サンフランシスコ連銀総裁、シカゴ連銀総裁が講演が講演を予定している。引き続き、利上げ回数等への発言が材料視される可能性がありそうだ。

一方で、英国のメイ首相は、日本時間の29日午後8時すぎ、EU連合のトゥスク大統領に書簡を送り離脱を通知する予定。これを受けてEU史上最も困難とも言われる離脱交渉を始めることになる。欧州市場は現時点では落ち着いた動きをみせているが、重しになりそうだ。その他、トランプ大統領は、北朝鮮政府が米国を核攻撃できる能力の開発を許さないと発言。地政学リスク等も警戒されてくる可能性も上値の重しになろう。

《KK》

 提供:フィスコ

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