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【経済】NY原油はボックス圏相場継続か、サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。
米下院でのオバマケア代替案が撤回となったことで8日続落となっていたNYダウが28日にようやく反発しましたね。リスクオンの流れが強まっているようです。今回は原油市場はどう動いているのかについてレポートします。

松永さんによると、『昨夜のNY原油は、米国株高を中心としたリスクオンの流れやリビアの生産障害を支援材料に一時48.7ドルまで上昇し、48.4ドルで取引を終えました。現在のNY原油の電子取引は、48.5ドル付近で推移しております』とのことです。

また、『リビア国営石油会社によると、2油田の閉鎖で日量25万2000バレルの生産が停止したそうです。反政府勢力がリビア西部のパイププラインを閉鎖し、2油田の生産が止まったようです』と伝えています。

そして今朝発表されたAPI週間石油在庫統計については、『原油が140万バレル増予想に対して190万バレル増、ガソリンが190万バレル減予想に対して110万バレル減、ディスティレートが120万バレル減予想に対して200万バレル減となり、クッシング原油在庫が57万6000バレル減となりました。これらの発表内容は、市場予想に近い内容であり、サプライスとはならなかったようです』と分析しています。

今後の値動きに関しては、『NY原油は、3週間ほど前から47~49ドル付近でのボックス圏相場を続けており、しばらくはボックス圏相場を続けるのかもしれません』との見解を述べていますので、産油国の動向と原油価格を今後も注視してまいりましょう。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の3月29日付「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター三井智映子

《SK》

 提供:フィスコ

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