市場ニュース

戻る
 

【市況】個別銘柄戦略:AIやドローン、宅配ボックス関連などのテーマ株に注目

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

28日の米国市場は、トランプ政権に対する不透明感が根強いものの、原油相場の上昇が好感されたほか、消費者信頼感指数が大きく上昇し、米経済の力強さに対する楽観があらためて広がった。この流れを受けて、シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円高の19185円をつけている。まずはこれにサヤ寄せする格好となり、配当落ち分(約135円)は即日吸収してくる可能性がある。即日吸収如何でセンチメントに影響を与えやすく、注目されよう。また、配当再投資への思惑等も需給を下支えすることが期待されている。

一方で、英国ではメイ首相が欧州連合(EU)離脱手続き開始を通告する予定である。改めて波乱要因にはならないとみられるが、EU側は離脱交渉が終わるまで、自由貿易協定の交渉には応じない構えを見せているほか、EUの予算の分担金の扱いなど課題は山積み。見極めムードが強まろう。日経平均は5日、75日線レベルでのこう着といったところか。物色しては次第に中小型株やテーマ株にシフトしやすいと考えられ、AIやドローン、宅配ボックス関連など。個別では大東建託<1878>、安川電機<6506>に格下げが観測されているほか、ドーム<9681>に格上げが観測されている。

《SK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均