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【市況】28日の株式相場見通し=円高一服を受け買い先行、権利付き最終日で配当取りの動きも

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 28日の東京株式市場は、外国為替市場での円高・ドル安進行が一服状態となっていることに加え、きょうが3月期決算期末の配当権利付き最終売買日に当たることから、権利取りを狙った買いも想定される。28日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=110円70銭台と、前日に比べて円安・ドル高が進行している。

 27日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比45.74ドル安の2万550.98ドルと8日続落し、ほぼ1カ月半ぶりの安値水準となった。8日連続安は、2011年7月下旬から8月上旬かけての8日続落以来ほぼ5年8カ月ぶりのこと。前週末に医療保険制度改革(オバマケア)の代替法案を巡り、共和党の保守強硬派の賛成が得られず撤回となったことで、トランプ米大統領による今後の政権運営への不透明感が強まり、引き続きリスク回避の売りが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前週末比11.636ポイント高の5840.374と続伸した。

 日程面では、音楽用電子機器の開発および販売のズーム<6694>、OA機器および情報セキュリティー関連機器の販売および保守サービスを手掛けるNo.1<3562>が東証ジャスダック市場に新規上場する。

 このほかに、働き方改革実現会議が実行計画を決定、3月末権利付き最終日に注目。海外では、米3月のCB消費者信頼感指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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