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【材料】アンジェスMG ---椎間板性腰痛症の治療薬開発を目指し、米国臨床試験開始届をFDAに申請

アンジェス <日足> 「株探」多機能チャートより

アンジェスMG<4563>は24日、米国で実施を計画しているNF-κB デコイオリゴDNA(以下、NF-κB デコイ)の椎間板性腰痛症に対する臨床試験について、米国食品医薬品局(FDA)に新薬臨床試験開始届(IND)を3月23日付(現地時間)で申請したと発表した。

同社は、炎症を抑える働きを持つNF-κB デコイを使った椎間板性腰痛症の治療薬開発を目指し、米国における臨床試験の準備を進めてきた。本申請後30日以内にFDAから通知がなければ、臨床試験実施が承認されたことになり、今年半ばよりカリフォルニア州立大学サンディエゴ校などで第1b相臨床試験を開始する予定。

NF-κB デコイは、炎症性サイトカイン(細胞から放出される生理活性物質)を抑制することから、過剰な炎症や免疫反応を原因とする様々な疾患に有効な治療薬となる可能性がある。さらに、基礎研究ではNF-κB デコイによる椎間板変性に対する有効性も示唆されており、従来の治療薬にはない病態の進行抑制や修復も期待される。同社では引き続きこの画期的な椎間板性腰痛治療薬の開発に取り組んでいく。

《TN》

 提供:フィスコ

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