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【材料】注目銘柄ダイジェスト(前場):東芝、KLab、日精線など

東芝 <日足> 「株探」多機能チャートより

東芝<6502>:210.4円(-12.6円)
買い先行。米原発子会社WHが米連邦破産法11条の適用申請方針を固めたと報じられている。28日にも決議し、早ければ同日中に申請するもよう。また、WHは申請後の支援先として韓国電力公社グループに協力を要請したようだ。まずは27日(現地時間)に米電力会社などと事前調整の会合を開く予定。本日は買い先行となるも、買いが続かずその後はマイナスに転じている。


ベスト電<8175>:151円(+1円)
買い優勢。17年2月期の通期予想の上方修正を発表。当期純利益を25.00億円から38.49億円と大幅に引き上げたことが好感されている。繰延税金資産の回収可能性について検討した結果、回収可能性が見込まれる部分について繰延税金資産を計上したことが修正の理由。なお、売上高については市況悪化を背景に1620.00億円から1595.27億円と若干引き下げている。


日精線<5659>:718円(+65円)
一時ストップ高。岐阜大学は、沢藤電<6901>との共同研究でアンモニアを原料に常温・常圧・無触媒で高純度水素を製造する装置を開発したと発表。これが引き続き材料視され沢藤電は買い気配に。同社は水素ステーションでの水素製造装置、家庭用燃料電池の水素精製プロセスなどで利用される水素分離膜モジュールを手がけており、同装置の開発が刺激材料となり関連銘柄の一角として短期資金が向かっているもよう。


KLab<3656>:858円(-129円)
急落。25日に新作ゲームラインナップ発表会「KLabGames NEXT VISION」が開催された。そこで、アクセルゲームスタジオ(株)と「幽☆遊☆白書」のスマホ向け新作ゲームを開発中であることなどを発表。しかし、株価は「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」への期待感を背景に上昇していたこと、25日・26日に開催された「AnimeJapan 2017」を通過したことによる短期的な出尽くし感などから売りが優勢に。


アイビー<4918>:13450円(+1740円)
大幅続伸。17年3月期において上代金額(製品の定価ベースで計算した売上)で200億円超の注文を販売会社より受注したと発表している。同社は販売会社と上代金額で目標を共有化しており、創業40周年目で初めて200億円に到達した。来期においては当期の2倍の上代金額400億円を目標とし、また5年後には業界No.1の訪問販売化粧品会社を目指していくとしている。


セルシード<7776>:611円(+58円)
急伸。台湾の三顧股フン有限公司(MetaTech(AP) Inc.)と細胞シート再生医療事業に関する台湾での独占的事業提携契約を締結すると発表している。同社は食道再生上皮シート・軟骨再生シートそれぞれのMetaTech社開発進捗に応じたマイルストーン収入及び開発進捗に対応して提供する同社開発・製造関連データ、開発サポート料に対して最大12.5億円程度を受領する。さらに上市に至った際は売上高に応じたロイヤルティ収入を受領する予定。


窪田製薬HD<4596>:870円(+71円)
大幅続伸。開発中のプログラム進展及び製品パイプラインの拡充を図ると一部専門紙で報じられており、材料視されているようだ。糖尿病網膜症やスターガルト病などを適応症とした治療薬候補「エミクススタト塩酸塩」では17年から18年のPOC(開発概念の実証)を目指し、白内障及び老視(老眼)治療薬候補「ラノステロール」は18年に白内障患者を対象とする第1/2相臨床試験(P1/2)開始を予定しているという。

《WA》

 提供:フィスコ

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