【市況】東京株式(前引け)=続落も下げ渋る、円高一服で買い戻し
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウが小幅に3日続落と上値の重さが意識されるほか、外国為替市場でドル売り・円買いの動きがみられたことで、輸出株中心に売りに押された。為替は一時1ドル=112円30銭近辺まで円高が進行したが、その後は1ドル=112円台後半までドルが買い戻され、つれて日経平均株価も下げ渋っている。日銀のETF買いに対する思惑を背景に売りの勢いは限定的で、3月決算期末を控えた配当権利取りの買いなども下値を支えている。前引け時点で値上がり銘柄数が1000を超え、値下がり銘柄数を上回っている。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が軟調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも冴えない。第一生命ホールディングス<8750>も売られた。タカラレーベン<8897>が大幅安、東京製鉄<5423>、ミネベアミツミ<6479>なども値を下げた。半面、任天堂<7974>が断トツの売買代金をこなし続伸と気を吐いている。キーエンス<6861>も買いが先行しているほか、NTT<9432>もしっかり。オハラ<5218>が大幅高、ムゲンエステート<3299>も値を飛ばした。ブラザー工業<6448>も物色人気。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)