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2017年03月21日05時30分

【注目】前週末17日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

ソレキア <日足> 「株探」多機能チャートより

■ソレキア <9867>  3,230円 (+500円、+18.3%) ストップ高

 ソレキア <9867> [JQ]が5日ぶりに急反騰。16日、同社に対して富士通 <6702> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指すと発表したことが買い材料視された。TOB価格が16日終値を28.2%上回る1株3500円とあって、17日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買付期間は3月17日から4月28日まで。2月3日に明らかとなったフリージア・マクロス <6343> [東証2]の佐々木ベジ会長の敵対的買収に対抗する。

■新家工業 <7305>  212円 (+28円、+15.2%)

 東証1部の上昇率トップ。16日、新家工業 <7305> が17年3月期の連結経常利益を従来予想の9.5億円→17.5億円に84.2%上方修正。増益率が26.0%増→2.3倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。トラック・バスなどの自動車部材や食品飲料、製薬医療向けステンレス製品の販売好調が寄与する。下期以降の値上げ効果に加え、工場稼働率の向上も利益上振れに貢献する。業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の4円→5円(前期は4円)に増額修正した。期末配当利回りは2.72%に上昇し、28日の配当権利日を前に配当取りを狙う買いも向かった。

■Aiming <3911>  614円 (+74円、+13.7%)

 Aiming <3911> [東証M]が後場急騰。17日、17年春配信予定のスマートフォン向け最新作RPG「ルナプリ from 天使帝國」(ルナプリ)について、謎のカウントダウンサイトを公開したと発表しており、期待感から買いが入ったようだ。開設されたサイトでは“さわりたくなる企画”の開始を知らせるカウントダウンと、顔にモザイクをかけられた4人の女の子が登場。時間が経つにつれてモザイクがとれていく女の子たちは、タッチすると大きく揺れながら、それぞれが思い思いに意味深な言葉をつぶやくようになっている。

■ユークス <4334>  928円 (+110円、+13.5%) 一時ストップ高

 ユークス <4334> [JQ]が一時ストップ高。同社のAR(拡張現実)キャラクター「AR performers」のライブ映像を上映する「1st A’LIVE REWIND」(4月15~16日)のプレイガイド先行抽選申し込みが16日にスタートしたことで、AR performersへの期待感が再燃したようだ。同イベントは、今年1月14~15日に行った「AR performers 1st A’LIVE」全6公演が撮影された映像を特別ディレクターズカット版として上映するというもの。なお、AR performersは今月29日、第1弾となるミニアルバム「A’LIVE」をエイベックストラックスから発売する予定だ。

■明豊エンタープライズ <8927>  173円 (+19円、+12.3%)

 明豊エンタープライズ <8927> [JQ]が急騰、昨年来高値を2ヵ月ぶりに更新した。同社は賃貸アパートの開発などを手掛け、足もとの業績は好調に推移している。16日取引終了後に17年7月期第2四半期累計(16年8月-17年1月)の連結決算を発表。売上高は32億9000万円(前年同期比2.7倍)と高変化をみせ、営業損益は2億9000万円(前年同期1億6400万円の赤字)と黒字化した。これを評価する買いを呼び込んだ。

■前田製作所 <6281>  448円 (+44円、+10.9%)

 16日、前田製作所 <6281> [JQ] が配当修正を発表。17年3月期の期末一括配当を従来計画の5円→7円(前期は7円)に増額修正したことが買い材料視された。業績好調を踏まえ、従来計画の普通配当5円に特別配当2円を上積みする。同社は先月8日に業績予想を上方修正し、今期最終利益は前期比26.3%増の11億円に拡大する見通しだ。発表を受けて、28日の配当権利付き最終日を前に、配当取りを狙う買いが向かった。

■ドリコム <3793>  3,100円 (+280円、+9.9%)

 ドリコム <3793> [東証M]が続急伸。16日、同社が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■北越銀行 <8325>  2,950円 (+202円、+7.4%)

 東証1部の上昇率7位。北越銀行 <8325> が急反発。16日から17日にかけて複数のメディアで、新潟県地銀最大手の第四銀行 <8324> と経営統合する方向で最終調整していることが判明したと報じられており、これを好材料視した買いが入った。報道によると、18年春にも持ち株会社を設立し、将来は合併を目指すとしている。これに対して両社は、「当行が発表したものではない。経営統合に関して検討を行っていることは事実だが、現時点で決定している事実はない」とのコメントを発表している。

■エニグモ <3665>  1,914円 (+111円、+6.2%)

 エニグモ <3665> [東証M]が急伸。岩井コスモ証券は16日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに目標株価は2200円(従来2000円)に引き上げた。日本で発売されていないブランド品やファッションアイテムなどを購入できるソーシャルショッピングサイト「BUYMA(バイマ)」を運営。同サイトは主要顧客のF1(20~30歳代半ばの女性)以外にも顧客層は拡大。18年1月期の連結営業利益は会社予想の19億6600万円に対し22億円(前期比24%増)と増額修正を予想している。また、英語版や韓国版の会員登録数も順調に拡大しており、世界展開を進める同社の中期的な成長にも期待している。

■日清オイリオグループ <2602>  647円 (+30円、+4.9%)

 日清オイリオ <2602> が大幅反発し、昨年来高値を更新した。SMBC日興証券が16日付で同社の投資判断「2(中立)」を継続し、目標株価を530円→630円に引き上げたことが買い材料視された。リポートでは、17年3月期の国内搾油の採算が想定より改善することを、目標株価引き上げの主因に挙げた。また、同証券ではコモディティ価格に左右されにくい事業構造へ転換できるかという点に着目しており、3月28日に発表予定の新中期経営計画に注目したいと報告している。

■山一電機 <6941>  1,555円 (+64円、+4.3%)

 山一電機 <6941> が続伸、足もと買い板が厚くなり高値圏もみ合いを上に抜けつつある。IC基板装置や検査装置に使うバーンインソケットで世界シェア断トツ。半導体需要はこれまでのシリコンサイクルを脱し、スーパーサイクルに突入したとの見方が強まっている。同社は今後成長が加速する自動運転関連など車載向け需要を取り込み、18年3月期以降、飛躍期に入る可能性が出てきた。みずほや三菱UFJなど大手銀行の保有株比率の変動も顕著で、株式需給面の思惑も漂う。同社株に昨年6月時点で目をつけ買い増しを続けてきたレオス・キャピタルワークスは、ここにきて保有株比率を下げているものの、株価面への影響は限定的。成長期待は高く今後も中小型株ファンドの組み入れニーズを喚起しそうだ。

■東芝 <6502>  190.1円 (+6.5円、+3.5%)

 東芝 <6502> が反発。米原発事業に関する巨額損失問題に絡み、経営再建の方策を模索中。半導体事業を分社化して売却する方向にあるが、そのなか、メモリー新会社について政府系の日本政策投資銀行が一部出資する検討に入ったことが17日付の日本経済新聞などが伝えている。海外への技術流出を限定的なものにするため、公的資金を投入して日本勢の株式保有を確保する目的であり、これをマーケットはポジティブに捉えた。株価は上場廃止リスクを嫌気して15日以降急落していたが、目先リバウンド狙いの短期資金も呼び込んたようだ。

■日本M&Aセンター 3,630円 (+100円、+2.8%)

 日本M&Aセンター <2127> やM&Aキャピタルパートナーズ <6080> がそろって新高値に買われた。M&Aキャピは15日に、17年9月期第2四半期累計(16年10月-17年3月)の連結最終利益を7億1300万円から13億6300万円へ上方修正したことから、業績拡大への期待が再度膨らんでいる。経営者の高齢化が進むなか、事業継承に悩む中小企業向けM&A仲介業務の成約件数は拡大基調にある。このなか、M&A仲介大手への見直し買いが強まっている。

■SUMCO <3436>  1,700円 (+38円、+2.3%)

 SUMCO <3436> が続伸。シリコンウエハーで世界屈指だが、ここにきて半導体需要の世界的な高まりを受け需給タイト感を背景とした値上げ交渉が進捗している。SMBC日興証券が16日付で同社株の投資評価を「3」から「2」に引き上げ、目標株価を900円から1570円に大幅に引き上げた。300ミリウエハーの 価格は19年2月期末には、16年2月期期末対比で30%の上昇を同証券では予想している。17年12月期、18年12月期について、いずれも収益見通しを大幅に上方修正している。18年12月期は営業利益段階で従来予想の390億円から520億円(17年12月期予想比37%増)に増額している。

■亀田製菓 <2220>  5,140円 (+110円、+2.2%)

 亀田製菓 <2220> が4日ぶりに反発。16日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、売上高を1010億円から980億円(前期比0.7%増)へ、営業利益を60億円から56億円(同20.5%増)へ、純利益を49億円から26億円(同35.5%減)へそれぞれ引き下げる下方修正を発表。これを受けて株価は続落して始まったものの、織り込み済みとの見方が広がり、株価はプラスに転じた。国内米菓事業で市場の低迷や主原料価格の高騰があったほか、海外事業で収益性の改善が遅れていることなどが下方修正の要因という。また、米連結子会社の株式取得時に発生したのれんなどについて、減損損失として約31億円を計上することも最終利益を押し下げるとしている。

■リンテック <7966>  2,483円 (+51円、+2.1%)

 リンテック <7966> が3日ぶりに反発。16日の取引終了後、20年3月期を最終年度とする新中期経営計画を策定したと発表しており、最終年度に営業利益250億円(17年3月期予想170億円)を見込んでいることから、意欲的な中計との評価から買いが入ったようだ。新中計では、国内におけるシェア拡大と新市場・新需要の開拓に加えて、アジア地域における戦略的投資と事業拡大、欧米における買収子会社との相乗効果の追求などを図る方針。

■神戸物産 <3038>  4,490円 (+90円、+2.1%)

 神戸物産 <3038> が3日続伸し昨年来高値を更新。岩井コスモ証券が16日付で投資判断「A」を継続しつつ、目標株価を4800円から5300円へ引き上げたことが好材料視された。同証券では14日に会社側が発表した第1四半期決算について順調な着地と評価。これを受けて17年10月期の営業利益予想を120億円から130億円へ上方修正した。また、節約志向や消費の二極化が追い風となり、堅調な既存店と積極出店による成長が期待できるとしている。

■あい ホールディングス <3076>  2,657円 (+41円、+1.6%)

 あい ホールディングス <3076> が続伸。16日の取引終了後、子会社グラフテックの業務提携先で、金属異物検査装置の開発・販売を手掛けるアドバンスフードテック(愛知県豊橋市)の株式を取得し、子会社化したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。アドバンスフードテックは、金属異物が放つ磁力源を高感度の磁気センサーで検出する金属異物検査装置の開発・販売を行っており、16年11月にグラフテックと業務提携契約を締結している。今回の子会社化は、グラフテックを総代理店として、グループ一体となって製品を拡販することが、両社の今後の競争力や成長力を一段と高めることになると判断したためで、あいHDではアドバンスフードテック株式86.6%を14日付で取得したという。なお、17年6月期業績への影響は軽微としている。

■平田機工 <6258>  8,200円 (+100円、+1.2%)

 平田機工 <6258> [JQ]が続伸、25日移動平均線をサポートラインとした上昇トレンドを継続しているほか、保土谷化学工業 <4112> 、アルバック <6728> なども続伸し上値指向を鮮明とするなど、有機EL関連株に再びスポットが当たり始めた。韓国LGが日本で有機EL大型壁掛けテレビを販売攻勢の構えにある。同社の日本法人が16日、超薄型で大画面の壁掛け型有機ELテレビを4月上旬から日本で発売することを発表し注目されている。65インチでありながら、壁からパネルの表面までわずか約3.9ミリという薄さで一体化し、テレビ画面がまるで宙に浮いているようなデザインを実現している。これを受けて有機EL製造装置有機EL材料を手掛ける企業群の一角に物色の矛先が向いている状況だ。有機ELはポスト液晶の最有力候補として次世代ディスプレーの地位を不動のものとしており、2030年には5兆円近い市場が試算されている。米アップルが今秋にも発売予定とされる「iPhone8」では有機ELパネル搭載が濃厚とみられ、関連企業の動きが活発化しているほか、画像が鮮明な大型有機ELテレビも韓国LGに追随する形で、国内企業の参戦が相次いでいる。

※17日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
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