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【市況】米国株見通し:G20無難に通過し、上昇見込まれる

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2371.00(-4.25) (18:40現在)
ナスダック100先物 5405.60(-3.10) (18:40現在)

18:40時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。また、NYダウは15ドル安程度で推移。欧州は小動きではあるが、全般下落して推移している。また、原油先物相場は、小安く推移している。

17日の米株式市場は、原油相場の上昇が好感され買いが先行。その後は、トランプ大統領と独メルケル首相との会談を控えて手控えムードとなった。また、トランプ政権下で初参加となるG20財務相・中銀総裁会議で、貿易や為替相場に対する米国の意向が受け入れられるかを見極めたいとの思惑も手控え要因に。

G20財務相・中銀総裁会議では、これまで長らく言及してきた反保護貿易主義の部分を削除。議長国のドイツが米新政権の姿勢に折れた形となった。また、地球温暖化への言及も削除している。米国の意向が反映される格好となり、週明けの株価動向に影響を与えるだろう。

その他、先週のFOMC発表で、年内の利上げ見通しが残り2回と当初の予定から据え置かれたことで、為替相場ではドル安が進行し、株式相場には追い風となった。今週以降は、再び経済指標や政策に関する発表に注目が集まる展開となるが、G20が無難に通過したこともあり、上昇が見込まれそうだ。

《KK》

 提供:フィスコ

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