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【材料】カネ美食品が冴えない、ファミリーマートの商品統合影響し17年3月期業績予想を下方修正

カネ美食品 <日足> 「株探」多機能チャートより
 カネ美食品<2669>が冴えない。16日の取引終了後、17年3月期の単独業績予想について、売上高を900億8200万円から882億円(前期比1.9%減)へ、営業利益を31億7200万円から4億3000万円(同86.0%減)へ、最終損益を19億200万円の黒字から5億6000万円の赤字(前期18億1500万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気されている。

 外販事業の主な取引先であるファミリーマートの「ファミリーマートブランド」と「サークルKサンクスブランド」の商品統合が1月からエリアごとに段階的に実施された対応策として、商品切替時の混乱を防ぐために一時的に製造アイテムを抑制したことが響いた。また、工場によっては納品店舗数が減少していることや、両ブランドの商品統合に伴って各工場の製造アイテムや納品店舗などが一斉に変更され、切り替え時における食材や備品などの廃棄ロスが発生したことも収益を悪化させた。

 同時に、上限を5万株(発行済み株数の0.50%)、または1億8000万円とする自社株買いを発表したが、これに対する市場の反応は限定的のようだ。なお、取得期間は3月17日から6月30日まで。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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