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【市況】NY株式:ダウは15ドル安、FOMCを好感も原油安が重し

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

16日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は15.55ドル安の20934.55、ナスダックは0.71ポイント高の5900.76で取引を終了した。昨日のFOMCで年内の追加利上げ見通しが維持されたことによる安心感から買いが先行。その後は、原油相場の下落に伴い、株式相場も上げ幅を縮小したものの、日銀や英イングランド銀行が政策金利を据え置いたほか、オランダ下院選で極右政党が第1党とならなかったことを好感して、アジア・欧州株がほぼ全面高となったことから下値は限られた。セクター別では、各種金融や銀行が上昇する一方で公益事業や医薬品・バイオテクノロジーが下落した。

アパレルメーカーのゲス(GES)は決算内容が予想を下振れ、大幅下落。スポーツ用品のナイキ(NKE)は中国国営テレビで不適切な広告を行ったとの批判を受けて下落したものの、引けにかけて下げ幅を縮小した。一方で、アクションカメラのゴープロ(GPRO)は約270人の人員削減計画を発表したほか、シティグループによる投資判断引き上げを受け、大幅上昇。ソフトウェアのオラクル(ORCL)は決算内容が好感され、堅調推移。普通株と転換社債による資金調達を発表した電気自動車のテスラ(TSLA)も上昇した。

マーケット終了後にグラフィックソフトのアドビ・システムズ(ADBE)が発表した12-2月期決算は売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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