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【通貨】NY為替:ECB利上げ観測浮上でユーロ強含み

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円47銭から112円97銭まで下落し、113円30銭で引けた。米利上げペース加速観測が後退しドル売りが継続した。その後、ムニューシン米財務長官がショイブレ独財務相との共同記者会見で「ドル高は長期的に良い」とドル高政策を維持する方針を示したため、ドル売りは後退した。

ユーロ・ドルは、1.0708ドルから1.0770ドルまで上昇し、1.0764ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の利上げ観測が浮上し、ユーロのショートカバーが加速。オーストリア中銀ノボトニー総裁は独紙「ハンデルスブラット」で、利上げの軌道上にある可能性を指摘した。ユーロ・円は、121円29銭から122円04銭へ上昇。ポンド・ドルは、1.2266ドルから1.2377ドルまで上昇。英中央銀行は政策金利を8対1で据え置いたが、フォーブスMPC委員が利上げを支持したことなどが材料視された。ドル・スイスは、0.9982フランから0.9951フランへ下落した。

《MK》

 提供:フィスコ

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