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【市況】イベントを無難にこなし、アク抜け的な動きを意識/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 19551.58 (-25.80)
TOPIX  : 1569.21 (-2.10)

[後場の投資戦略]

 日経平均は売りが先行したが、寄付きがほぼ安値となる格好で、下げ渋りを見せてきている。もち合いレンジの上限での底堅さが意識されており、先高期待は根強いとみられる。また、前日に調整が強まった新興市場の中小型株についても、自律反発の動きが目立っており、良好な需給状況のなかで押し目買い意欲の強さが窺われる。

 日銀は金融政策の据え置きを発表。想定内の結果であるため、先物市場では落ち着いた動きをみせている。その他、イベントとしては米連邦債務上限の適用停止期間が終了する。政治的停滞による国債利回りの急上昇が警戒される可能性はあるが、米議会は現在、上下両院とも共和党が過半数を占めているため、過度な警戒にはつながらないように思える。その他、トランプ政権が予算概要を議会に提出する。これら警戒要因が通過することで、アク抜け的な動きが意識されてこよう。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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