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【通貨】欧米為替見通し:ドル・円は小じっかりの展開か、米利上げ加速警戒も

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

今日の欧米外為市場では、ドル・円は小じっかりの値動きを想定したい。米連邦公開市場委員会(FOMC)では、市場の予想通り利上げに踏み切る公算。また、声明と同時に発表される経済予測や、その後のイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の会見で、年内の利上げペース加速観測が高まる可能性があり、116円を目指す展開も考えられる。

FRBは、2日間のFOMCでの討議を踏まえ、日本時間16日3時に声明を発表し、同3時半からイエレン議長が記者会見する。市場コンセンサスである0.25ポイントの利上げはすでに織り込まれ、FOMCの声明内容や経済・金利予測が焦点となっている。足元では2017年の利上げ回数は3回とみられているが、年4回の利上げも可能との観測が高まれば、ドル買いが強まろう。

一方、オランダ総選挙は日本時間16日朝にも結果が判明するとみられ、ルッテ首相率いる与党・自由民主党の勝利が見込まれている。ただ、反移民や反欧州連合(EU)を掲げるウィルダース党首の自由党が第1党となった場合には、来月のフランス大統領選への影響が懸念され、警戒が広がるだろう。11日にトルコの外相がオランダに入国を拒否されたトラブルは、イスラム教徒移民の排斥を訴え支持を広げる自由党に有利に働く可能性がある。
ドル・円は、米利上げ加速とオランダ総選挙での与党勝利というメーンシナリオであれば、115円半ばの売り圧力を突破し、116円台を目指す値動きが予想される。逆に、FRBの利上げペース加速がみられず、オランダ総選挙で自由党が第1党となり、欧州政治リスクが広がれば、ユーロ・円をはじめクロス円の下落が波及し、ドルは114円台前半まで値を下げそうだ。(吉池 威)


【今日の欧米市場の予定】
・18:30 英・11-1月ILO失業率(予想:4.8%、10-12月:4.8%)
・20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)(前回:+3.3%)
・20:00 南ア・1月小売売上高(前年比予想:+1.1%、12月:+0.9%)
・21:30 米・2月消費者物価指数(前年比予想:+2.7%、1月:+2.5%)
・21:30 米・2月小売売上高(前月比予想:+0.1%、1月:+0.4%)
・21:30 米・3月NY連銀製造業景気指数(予想:15.0、2月:18.7)
・23:00 米・3月NAHB住宅市場指数(予想:65、2月:65)
・23:00 米・1月企業在庫(前月比予想:+0.3%、12月:+0.4%)
・03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)声明・経済予測発表(政策金利0.25%引き上げ予想)
・03:30 イエレン米FRB議長会見
・05:00 米・1月対米証券投資(12月:ネット長期有価証券-128.72億ドル)
・05:00 オランダ下院選挙投票締め切り、即日開票

《SK》

 提供:フィスコ
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