【経済】FOMCでは参加者の政策金利見通しに注目、SMBC日興証券(花田浩菜)
ドル円 <日足> 「株探」多機能チャートより
こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
FOMCやオランダ総選挙などの結果を前に、小動きの相場が続いていますね。3/15付の「主要通貨デイリー」にFOMCについての関連記事が掲載されていますので、ご紹介しますね。
まず米FOMCの注目点について、同レポートでは、『注目はFOMC参加者の政策金利見通しとイエレンFRB(連邦準備制度理事会)議長の記者会見となろう。市場ではこれまで利上げの見送りがコンセンサスとなっていたものの、2月末からFOMCメンバーの相次ぐ3月利上げを支持する発言を背景に、短期間で利上げを急激に織り込んできた。こうした異例ともいえるメンバーの対応は単に利上げ時期を前倒しするためなのか、それとも利上げペースの加速を意図したものなのかが市場の焦点となっている』と分析しています。
これを受けて、今後のドル円相場については、『年3回の利上げをメインシナリオとしているが、見通しが年4回に上方修正となればポジティブサプライズとなり、米金利の上昇と共にドル買い円売りでの反応が期待される。もっとも、依然として欧州政治リスクが根強い他、トランプ米政権の経済政策は不明確な状態。足元のドルの上値を抑える要因となっているだけに、FOMCの結果を受けてドル高が進行したとしても上値を追う展開にはなり難いとみている』との見解を述べています。
その他にもオランダ総選挙の結果や米予算教書の内容なども注視していきたいですね。詳しくは3/15付の「主要通貨デイリー」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。
フィスコリサーチレポーター花田浩菜
《SK》
提供:フィスコ