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【市況】15日の株式相場見通し=イベント前に買い手控え、利益確定の売り優勢に

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 15日の東京株式市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の内容発表や、オランダ議会選挙などを目前にして買い手控え姿勢が強まり、利益確定の売りが優勢となりそうだ。ただ、外国為替市場での円安傾向などにより、積極的な売りも想定し難いことから、引き続き方向感に乏しい値動きが予想される。15日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=114円60銭台での推移となっている。

 14日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比44.11ドル安の2万837.37ドルと続落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を15日に控えて、模様眺め姿勢の強いなか、NY原油先物価格の下落を嫌気して石油株が売られたことが全般相場の重荷となった。ただ、午後に入って原油価格が下げ渋ると、NYダウ平均株価も下落幅を縮小して引けた。ナスダック総合株価指数は、前日比18.968ポイント安の5856.816と5日ぶりに反落した。

 日程面では、EC運営企業の物流センターの管理・こん包などから配送まで一貫して業務を請け負う事業を展開するファイズ<9325>が東証マザーズに新規上場する。このほかに、日銀金融政策決定会合(~16日)、ティラーソン米国務長官が来日、2月の訪日外国人客数、2月の新築マンション市場動向に注目。

 海外では、オランダ議会選挙、FOMC声明文発表・イエレンFRB議長が会見、中国の全国人民代表大会が閉幕し李克強首相が会見、米2月の消費者物価指数・小売売上高が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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