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2017年03月15日05時30分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

パイオニア <日足> 「株探」多機能チャートより

■パイオニア <6773>  249円 (+5円、+2.1%)

 パイオニア <6773> が4日続伸。カーエレクトロニクス分野に特化し、特に今後は、世界的に市場が急成長する自動運転分野での展開に期待がかかっている。自動運転分野は業界の垣根を越えて企業間の合従連衡の動きが強まっており、直近は米インテルが先進運転支援システム大手のモービルアイを買収すると発表し、市場の耳目を集めた。そのなか、同社はオランダの地図プロバイダー会社であるHEREと次世代位置情報サービスで戦略的提携関係を確立し、同分野への布石を着々と進めている。ここ機関投資家とみられる大口の買いが観測されるほか、外資系証券の強気の投資評価などが株高を後押ししている。

■関東電化工業 <4047>  1,010円 (+18円、+1.8%)

 関東電化工業 <4047> が反発。調整局面にあったが目先底入れの兆し。米インテルがイスラエルのモービルアイを巨額で買収し自動運転分野の研究開発に本腰を入れる構えをみせている。自動運転車の普及は車載用半導体需要も大きく喚起することで、前日の米国株市場では半導体関連株が軒並み買われる流れとなった。産業のパラダイム変化がシリコンサイクル脱却を促し、半導体のスーパーサイクル到来につながるとの見方も出るなか、日本の半導体関連企業にもこの恩恵が及びそうだ。そのなか半導体特殊ガスを製造する同社は注目度が高い。高速アクセスが可能な3次元NAND型メモリーの普及が加速しているが、チップ構造が複雑な分だけ同社が手掛ける特殊ガス(NF3・WF6)も通常より増量効果が見込まれ、足もと生産増強に動いている。収益環境には強いフォローの風が意識されており、株価の見直し余地につながる。

■コーセル <6905>  1,462円 (+25円、+1.7%)

 13日、コーセル <6905> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.65%にあたる60万株(金額で8億7000万円)を上限に、14日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は13日終値の1437円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■そーせいグループ <4565>  12,210円 (+200円、+1.7%)

 そーせいグループ <4565> が反発。13日の取引終了後、子会社の英ヘプタレス・セラピューティクスが、第一三共 <4568> と疼痛緩和に重要な役割を持つ単一のGタンパク質共役受容体(GPCR)をターゲットとした新薬研究およびライセンスに関する契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回の契約では、ヘプタレス社は第一三共が指定した単一のGPCRをターゲットとして新規低分子治療薬の探索を担い、第一三共は当該治療薬の開発・製造・販売の権利を取得するという。これにより、ヘプタレス社は契約一時金400万ドルと、今後約800万ドルの研究支援金を受領するほか、研究開発・販売に関するマイルストンおよび新薬の純売上高に応じたロイヤルティーを受け取ることになるという。なお、同件による17年3月期業績予想への影響はないとしている。

■パラベッド <7817>  4,540円 (+65円、+1.5%)

 パラマウントベッドホールディングス <7817> が反発。13日の取引終了後、17年3月期の期末配当で記念配当10円を実施すると発表しており、これを好感した買いが入った。5月25日に創業70周年を迎えることを記念して実施するという。これにより期末配当は計50円(普通配当40円、記念配当10円)となり、年間配当は90円(従来予想80円、前期70円)となる予定だ。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,122円 (+13円、+1.2%)

 国際石油開発帝石 <1605> 、日本海洋掘削 <1606> 、石油資源開発 <1662> 、JXホールディングス <5020> など原油関連株が高い。最近は原油市況の軟化が著しく、前日のWTI原油価格は6日続落で1バレル=48ドル40セントと、約3ヵ月半ぶりの水準まで下落している。ただし、鉱業や石油セクターは株価面では原油価格との下方連動性が薄れているほか、現在サウジアラビア国王が来日中で、日本企業のビジネスチャンス拡大の足掛かりとなるとの思惑が短期資金の買いを引き寄せているもようだ。

■東洋エンジニアリング <6330>  284円 (+3円、+1.1%)

 東洋エンジニアリング <6330> が続伸、ソーサーボトム形成から上放れに向けて静かに立ち上がった。17年3月期の最終利益を従来の50億円予想から収支均衡(ゼロ)に下方修正したことを受け2月上旬に急落したが、その後は270円近辺でしたたかに拾われ、戻り歩調。テクニカル的にも25日移動平均線は下向きながら、5日移動平均線が下から突き上げゴールデンクロスを示現、追随買いを誘う可能性がある。米GEと連携して日本の大型火力発電所の建設に動き出すことにより、中期的な業容拡大期待が高まるなか、18年3月期業績は急回復する公算が大きい。サウジアラビアの国営石油会社であるサウジアラムコの新規上場を来年に控え、エネルギー関連株の一角としても見直し買い人気を誘導する。

■SUMCO <3436>  1,666円 (+17円、+1.0%)

 SUMCO <3436> 、ルネサスエレクトロニクス <6723> 、SCREENホールディングス <7735> 、テラプローブ <6627> 、東京エレクトロン <8035> など半導体関連の一角が高い。前日の米国株市場では米半導体大手のインテルが先進運転支援システム大手のモービルアイを、日本円にして約1兆7500億円で買収すると発表し、マーケットの注目を浴びた。これが起爆剤となって米国株市場では半導体関連銘柄が軒並み買いを集めフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4日続伸、過去最高値を連日で更新しており、この流れが東京市場にも波及しつつある。

■エニグモ <3665>  1,792円 (+17円、+1.0%)

 エニグモ <3665> は朝安のあと切り返した。この日、運営するソーシャル・ショッピング・サイト「BUYMA(バイマ)」で、楽天 <4755> が提供する楽天会員IDを活用したオンライン決済サービス「楽天ペイ」と、NTTドコモ <9437> が提供する決済サービス「dケータイ払いプラス」のサービス提供を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回の両サービスの導入により、利用者はこれまで以上に安心・便利にBUYMAを利用できるようになるとしており、エニグモではユーザーの継続的なサイトの利用につながると期待しているという。

※14日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
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